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ComponentZine(WebCharts3D)

グラフを表示するJavaクライアントアプリケーションを作る-Part3

メニューでグラフの種類を変える

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グラフスタイルの切り替え処理

 グラフの切り替えは、折れ線グラフと円グラフのスタイル定義を作成しておいて、これをchartオブジェクトのsetStyleメソッドで読み込むことで行います。

 従って、あらかじめWebCharts3Dギャラリーを使って、折れ線グラフと円グラフのスタイル定義を作成し、そのコード(メソッドのコード)をJavaアプリケーションのコードに組み込みます。

折れ線グラフと円グラフのスタイル定義の作成

 スタイル定義の作成はとても簡単です。前々回の記事でも紹介しましたが、もう一度ここでその方法を紹介しておきます。

1

 Eclipseのメニューから、「ファイル」-「新規」-「その他」を選びます。

2

 ウィザードを選択するダイアログが表示されますから、「WebCharts3Dギャラリー」を選んで「次へ」ボタンを押します。

ウィザードで「WebCharts3Dギャラリー」を選ぶ
ウィザードで「WebCharts3Dギャラリー」を選ぶ
3

 「チャートサンプルの選択」ダイアログで、「2D折れ線グラフ」をクリックし、左上のチャートをクリックして、「次へ」ボタンを押します。

「2D折れ線グラフ」の左上のチャートをクリックする
「2D折れ線グラフ」の左上のチャートをクリックする
4

 チャートを挿入するJavaのプロジェクトを指定し、適当なファイル名に変更して「終了」ボタンを押します。

チャートを挿入するJavaのプロジェクトを指定する
チャートを挿入するJavaのプロジェクトを指定する
5

 Eclipseに戻り、挿入されたチャートの「コードビュー」タブをクリックし、下のリストから「Swing」を選びます。すると、チャートのスタイル定義が「getWidgetStyle() 」というメソッドになって表示されます。

「コードビュー」タブをクリックし、下のリストから「Swing」を選ぶ
「コードビュー」タブをクリックし、下のリストから「Swing」を選ぶ
6

 このメソッドのコードだけを、アプリケーションのコードに貼り付け、メソッド名を「getLineStyle()」に変えます。というのも、既に3D縦棒グラフのスタイル定義が、「getWidgetStyle()」というメソッド名になっています。同じメソッド名の重複は許されないことと、どのグラフのスタイルなのかが分かるようにするため、メソッド名を変更します。

private MxWidgetStyle getLineStyle() {
     MxFrameChartStyle style = new MxFrameChartStyle();
     style.is3D = false;
     style.font = new java.awt.Font("Dialog",0,11);
     style.frame.xDepth = 3;
     style.frame.yDepth = 1;
     style.frame.leftAxisPlacement = MxFrameStyle.AxisPlacement.BACK;
     style.frame.isHStripVisible = true;
     style.frame.background.minColor = new java.awt.Color(253,254,246);
     style.xAxis.labelFormat.pattern = "#,##0.###";
     style.xAxis.parseFormat.pattern = "#,##0.###";
     style.xAxis.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.yAxis.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.yAxis2.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.topYAxis.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.topYAxis2.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.dataLabels.font = new java.awt.Font("Dialog",0,12);
     style.legend.decoration.style = MxStandardConstants.Decoration.NONE;
     style.elements.place = MxElementStyle.Place.DEFAULT;
     style.elements.shape = MxElementStyle.Shape.LINE;
     style.elements.drawShadow = true;
     style.elements.morph.morph = MxMorphStyle.MorphStyle.GROW;
     style.title.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,16);
     return style; 
}
7

 同じ手順で円グラフも作成し、スタイル定義のメソッドをアプリケーションのコードに貼り付けます。こちらは、メソッド名を「getpieStyle()」にします。

private MxWidgetStyle getpieStyle() {
     MxPieChartStyle style = new MxPieChartStyle();
     style.depth = MxPieChartStyle.Depth.DOUBLE;
     style.is3D = false;
     style.font = new java.awt.Font("Dialog",0,11);
     style.axis.titleStyle.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,14);
     style.dataLabels.font = new java.awt.Font("Dialog",0,12);
     style.legend.placement = MxStandardConstants.Placement.RIGHT;
     style.legend.decoration.style = MxStandardConstants.Decoration.NONE;
     style.elements.morph.morph = MxMorphStyle.MorphStyle.GROW;
     style.elements.morph.stage = MxMorphStyle.MorphStage.COLS;
     style.title.font = new java.awt.Font("Dialog",java.awt.Font.BOLD,16);
     style.paint.palette = MxPaletteStyle.FIESTA;
     style.paint.paint = MxElementStyle.Paint.LIGHT;
     style.paint.max = 89;
     return style; 
}

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まとめ

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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