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渋谷テクニカルナイト講師陣が語る新技術動向

はじめて使うJazz
― チーム開発のためのオープンな統合プラットフォーム

渋谷テクニカルナイト講師陣が語る新技術動向 第3回


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プロジェクトの作成

 チーム開発用にプロジェクトを作成するにはユーザー管理画面から[プロジェクト・エリア管理]をクリックしてプロジェクト・エリア管理に移動します。

 作成作業に入る前に、今回作成するプロジェクトの構造を確認します。RTCでは、プロジェクト・エリア内に複数のチーム・エリアを階層的に定義することが可能です。RTCではチーム・メンバーで共有する成果物、作業項目、変更依頼などの情報をリソースと呼び、リソースはプロジェクトではなくチームに関連付けられ管理されます。今回は、HelloJazzWorldプロジェクトに1つのHelloJazzWorldチームが含まれており、開発プロセスはScrumに従って、スクラム・マスターのtaroとチーム・メンバーのjiroとhanaの3名とします。

 それでは、[プロジェクト・エリアの作成]をクリックしてHelloJazzWorldプロジェクトを作成してみましょう。プロジェクト・エリアの作成画面が表示されますが、プロセス・テンプレートが見つかりませんという表示があります。RTCではあらかじめいくつかの開発プロセス・テンプレートを提供しています。初めてプロジェクトを作成する場合は、プロセス・テンプレートを準備する必要があります。[定義済みプロセス・テンプレートのデプロイ]リンクをクリックして定義済みテンプレートを準備します。

 テンプレートの準備が完了すると使用可能なプロセス・テンプレートが一覧表示され選択できるようになります。今回はプロジェクト名:HelloJazzWorld、テンプレート:Scrum、メンバー:taroを追加し、[保存]をクリックします。

 これでプロジェクト・エリアが作成されました。同時にプロジェクト・エリア内に同じ名前のチーム・エリアが作成されています。チームにメンバーを登録することによって、チームのリソースへのアクセスを管理することができます。

 チーム・エリアの階層から[HelloJazzWorldチーム]のリンクをクリックしてチーム・エリアを表示し、メンバーを登録してみましょう。メンバーの[追加]のリンクをクリックします。

 ユーザーの選択ダイアログが表示されますので、*を入力してすべてのユーザーを表示させます。taro、jiro、hanaを選択して[追加およびクローズ]をクリックします。

 次のようにメンバーに3名の名前が追加されます。さらに各メンバーに役割を定義します。今回は開発プロセスにScrumテンプレートを選択しましたので、Scrumマスターにtaro、チーム・メンバーにjiroとhanaを指定します。図のように[プロセス役割]アイコンをクリックします。

 プロセスの役割の編集ダイアログが表示されるのでそれぞれ指定します。

 それぞれプロセス役割を指定すると次のようになります。

 メンバーを登録したらメンバーにチームへの参加の招待をEメールで通知することができます。今回はサーバーのセットアップでEメールによる通知は設定していませんので、Eメールによる通知は行わないことにします。しかし、Eメールに添付されるJazz TEAM SERVERのチーム・エリアへのアクセスに必要な情報を利用することによってRTCクライアントの設定が簡単になりますので、そちらを利用してみましょう。[チームへの参加の招待]アイコンをクリックします。

 次のようなチームへの参加の招待用のEメールの編集画面が表示されます。チームの招待を構成するプロパティにある5つのプロパティをテキスト・ファイルなどに3名分保存しておくと後でRTCのクライアントのセットアップが簡単になります。

 以上でサーバーのセットアップは一旦完了です。次にクライアントのセットアップを行います。

次のページ
クライアントのセットアップ

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この記事の著者

和田 洋(ワダ ヒロシ)

 日本アイ・ビー・エム公認のソフトウェア・エバンジェリスト。ソフトウェア開発は、個人の効率から、組織全体の効率へと世の中の要求は広がってきています。それに伴って、従来のやり方に新しいやり方が追加されたり、それを支援する新しいツールが登場したり、ついつい新しいものに振り回されがち(自戒も込めて)です。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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