Eclipseプロジェクトの共有
実際に開発するEclipseのJavaプロジェクトを準備します。Javaプロジェクトの準備はtaroが行いソースファイルの開発は、jiroとhanaが担当するとします。EclipseのプロジェクトとRTCのプロジェクトは同じプロジェクトという名前が付いていますが別のものですので誤解しないでください。
[ファイル]-[新規] -[Javaプロジェクト]を選択して、プロジェクト名を「HelloJazzWorld」とします。この時点では、taroのワークスペース上にJavaプロジェクトができただけで、jiroやhanaと共有していません。共有するにはHelloJazzWorldを選択してコンテキスト・メニューから[チーム] -[プロジェクトの共用]を選択します。プロジェクト共用ダイアログが表示されるので、Jazzソース管理を選択して[次へ]をクリックします。
Jazzでプロジェクトを共用ダイアログで、デフォルト・コンポーネントを選択して、[終了]をクリックします。これで、jiroやhanaとHelloJazzWorld Javaプロジェクトを共有できるようになります。
[終了]をクリックすると保管中の変更ビューが表示され、リポジトリーに保存される候補が右矢印で表示されます。[変更セットの送信]アイコンをクリックして、リポジトリーに登録するとパッケージ・エクスプローラーのアイコンにオレンジ色の円柱が表示され、リポジトリーで管理されていることを示します。
jiroのRTCクライアントに切り替えるとチーム成果物ビューにtaroと同じHelloJazzWorldプロジェクト・エリアが表示されています。
次に共有されたJavaプロジェクトにアクセスします。チーム成果物ビューで、マイ・リポジトリー・ワークスペースを選択して、コンテキスト・メニューから[新規] -[リポジトリー・ワークスペース]を選択します。
新規リポジトリー・ワークスペースのダイアログが表示されますので、ストリームを使用したフローからHelloJazzWorldチームストリームを選択して[次へ]をクリックしてください。
リポジトリー・ワークスペースにjiroと分かるように適当に名前をつけて[終了]をクリックしてください。
リポジトリー・ワークスペースにEclipseプロジェクトをロードするか聞いてくるのでEclipseプロジェクトの検索およびロードを選択して、[終了]をクリックします。
Javaパースペクティブに切り替えてパッケージ・エクスプローラーを見ると次のようにtaroが共有したHelloJazzWorldプロジェクトが共有されているのが分かります。
ユーザーhanaについても同様に行います。
これで成果物をチームで共有するというチーム開発のための最低限の環境は整いました。実際に、jiroがコードを作成してhanaと共有できることを確認しましょう。
まず、jiroの環境で、demo.HelloJazzWorld.javaを作成します。するとパッケージ・エクスプローラーのアイコンの背景がオレンジ色に変わって変更があったことが表示されます。
また、保留中の変更ビューで、ファイルが新規作成、あるいは変更されているがチェックインされていないという意味で未解決の変更があることが表示されます。
これらの変更をチェックインするとコメントを入力とリポジトリーへの発信をするように指示してきます。
コメントを入力後、[発信]アイコンをクリックしjiroの変更を他のチーム・メンバーと共有します。
jiroがリポジトリーに変更を発信してしばらくすると、hanaの保留中の変更ビューにリポジトリーに新しい変更があることが通知されます。
変更を展開するとjiroが新規登録したことが分かります。
さらに展開して、HelloJazzWorld.javaをダブル・クリックして中身を確認し、自分の環境に適用するかどうかを判断することができます。
中身を確認後、[受諾]アイコンをクリックするとhanaのパッケージ・エクスプローラーにjiroが作成したdemo.HelloJazzWorld.javaが表示されています。
まとめ
ここまでで、RTCのダウンロードからチーム・メンバーでEclipseのJavaプロジェクトを共有するところまでの手順を紹介しました。
- RTCのダウンロード
- RTCのインストール
- サーバーのセットアップ
- ユーザーの作成
- プロジェクトの作成
- クライアントのセットアップ
- Eclipseプロジェクトの共有
他にもプロジェクトの計画を立てる、タスクを作成する、タスクをメンバーにアサインする、タスクや変更をトラッキングする、プロセスをコントロールする、コードをビルドする、プロジェクトの情報を可視化するなどさまざまな機能があります。ここまででチーム開発の最低限の環境が整いました。
次回以降、数回に分けてそれぞれの機能についても紹介したいと思います。














