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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon EBSを活用してデータをバックアップしてみよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第5回

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インスタンス上でEBSボリュームを利用可能にする

 それでは、EBSボリュームをAttachできたところで、実際にインスタンス上からEBSボリュームを利用できる状態にしていきます。

インスタンス上でEBSボリュームを確認

 まずは、インスタンスに接続(SSHログイン)します。

$ ssh -i fedora_test.id root@ec2-75-101-198-177.compute-1.amazonaws.com

 先ほど接続したEBSボリュームを、OSが正しく認識できているかを確認します。

ec2# ll /dev/sd*
brw-r----- 1 root disk 8,  1 2008-08-24 07:29 /dev/sda1
brw-r----- 1 root disk 8,  2 2008-08-24 07:29 /dev/sda2
brw-r----- 1 root disk 8,  3 2008-08-24 07:29 /dev/sda3
brw-r----- 1 root disk 8, 32 2008-08-24 07:31 /dev/sdc

 Attachするときに指定した「/dev/sdc」として認識できています。

ファイルシステムの作成

 では、接続したEBSボリュームにファイルシステムを作成し、利用できるようにしていきます。ファイルシステムの作成には、Linuxではおなじみのmkfsコマンドを使用します。今回は試験的な利用ですので、mkfsコマンド内での設問を全てyesで答えることとし、以下のコマンドを実行します。

ec2# yes | mkfs -t ext3 /dev/sdc

ファイルシステムをマウント

 ファイルシステムの作成が終了したら、次はそのファイルシステムをマウントします。今回は、「/vol」というディレクトリを作成し、そこをEBSボリュームのマウントポイントとします。

ec2# mkdir /vol
ec2# mount /dev/sdc /vol

 マウントが完了したら、dfコマンドでパーティション状況を確認してみます。

ec2# df
Filesystem           1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
/dev/sda1             10321208   1136444   8660476  12% /
/dev/sda2            153899044    192072 145889348   1% /mnt
none                    873880         0    873880   0% /dev/shm
/dev/sdc               5160576    141440   4756992   3% /vol

 上記のとおり、作成した5GBのEBSボリュームが、問題なく認識できていることが確認できました。

次のページ
スナップショット機能を使ってEBSボリュームのバックアップを取得する

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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