スナップショットから、EBSボリュームを復元する
それでは、先ほど作成したスナップショット(バックアップ)から、リストアを行う方法を紹介します。
リストアする場合も、通常のEBSボリュームを作成するときと同様、ec2-create-volume
コマンドを使います。この際に--snapshot
オプションを付け、先ほどメモしたスナップショットID(ec2-describe-snapshots
コマンドでも確認可能)を指定することで、指定したスナップショット基にEBSボリュームを作成することができます。なお、稼動ロケーションも指定する必要があります。
$ ec2-create-volume --snapshot snap-edf41384 -z us-east-1b VOLUME vol-5226c33b 5 snap-edf41384 us-east-1b creating 2008-08-24T11:46:58+0000
実行結果を見ると、今回作成(復元)したボリュームIDはvol-5226c33b
となっています。後で使いますのでメモしておきます。
次に、作成(復元)したEBSボリュームを「Amazon EC2」のインスタンスへAttachします。このあたりは、前半に紹介した手順と同じです。-d
オプションでは、まだ「Amazon EC2」インスタンスのOS内で使用されていないデバイスを指定するようにしましょう。
$ ec2-attach-volume -d /dev/sdd -i i-e5fa208c vol-5226c33b ATTACHMENT vol-5226c33b i-e5fa208c /dev/sdd attaching 2008-08-24T11:48:15+0000
それでは、「Amazon EC2」インスタンスのOS上で確認してみます。先ほどと同じようにSSHでログインします。
$ ssh -i fedora_test.id root@ec2-75-101-198-177.compute-1.amazonaws.com
ログイン後、AttachしたEBSボリュームをマウントします。復元したEBSボリュームのマウントポイントは「/vol2」としました。
ec2# mkdir /vol2 ec2# mount /dev/sdd /vol2
バックアップ元のEBSボリュームをマウントしている「/vol」と、先ほどを復元したEBSボリュームをマウントしている「/vol2」の内容(簡単ではありますが)とサイズが同じであることが確認できます。
ec2# ll /vol 合計 102520 drwx------ 2 root root 16384 2008-08-24 07:33 lost+found -rw-r--r-- 1 root root 104857600 2008-08-24 07:42 test.dump ec2# ll /vol2 合計 102520 drwx------ 2 root root 16384 2008-08-24 07:33 lost+found -rw-r--r-- 1 root root 104857600 2008-08-24 07:42 test.dump