サンプルで使用するデータベース
今回はEFコードファーストを用いて、自動的にテーブルを生成します。よって自分でテーブル構造を直接変更することはありませんが、作成されるテーブルの最終イメージを持っておいた方がよいでしょう。
作成されるテーブルは以下のようになります(「*」の列は、いずれも自動連番の主キー)。
列名 | データ型 | Nullを許容 | 概要 |
* LocationId | int | false | ID |
LocationName | nvarchar(50) | false | 場所名 |
列名 | データ型 | Nullを許容 | 概要 |
* MeetingRoomId | int | false | ID |
MeetingRoomName | nvarchar(50) | false | 会議室名 |
LocationId | int | false | その会議室がある場所のID |
列名 | データ型 | Nullを許容 | 概要 |
* ReservationId | int | false | ID |
MeetingRoomId | int | false | 予約する会議室のID |
ReserveDateTimeFrom | datetime | false | 予約開始日時 |
ReserveDateTimTo | datetime | false | 予約終了日時 |
Purpose | nvarchar(50) | false | 用途 |
Remarks | nvarchar(50) | true | 備考 |
また、以下の外部キーも自動的に設定されます。
外部キー名 | FK_MeetingRooms_Locations | FK_Reservations_MeetingRooms |
外部キーの基本テーブル | MeetingRooms | Reservations |
外部キー列 | LocationId | MeetingRoomId |
主/一意キーの基本テーブル | Locations | MeetingRooms |
主/一意キー列 | LocationId | MeetingRoomId |
サンプルアプリケーション用Webサイトを作成する
まずは、今回の連載で作成するサンプルアプリケーション用のWebサイトを作成しましょう。
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新しいWebサイト、ソリューションを作成する
VWDを起動し、"MRRS"という名前でC#の[ASP.NET Web サイト]を任意の場所に作成します。作成後、ソリューションファイルは自動的に「%USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2010\Projects\MRRS」フォルダに作成されてしまい、Webサイトを作成したフォルダとは離れた場所に保存されているので、メニューより[ファイル]-[名前を付けて (現在のソリューション名).sln を保存]を選択し、Webサイトを作成したフォルダと同じ階層に「MRRS.sln」として保存します。
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マスターページを編集する
Site.masterファイルを開き、まずはシステム名を表示するために、<div class="title">タグを以下のように変更します。
<div class="title"> <h1> 会議室予約システム </h1> </div>
次に、場所のメンテナンス画面を表示するため、Menuコントロールを以下のように変更します。
<asp:Menu ID="NavigationMenu" runat="server" CssClass="menu" EnableViewState="false" IncludeStyleBlock="false" Orientation="Horizontal"> <Items> <asp:MenuItem NavigateUrl="~/Default.aspx" Text="ホーム" /> <asp:MenuItem Text="マスターメンテナンス"> <asp:MenuItem NavigateUrl="~/Locations.aspx" Text="場所マスター" /> </asp:MenuItem> </Items> </asp:Menu>