単体テストエクスプローラーでNUnitを統合する
単体テストエクスプローラーは、メニューの[単体テスト]-[ウィンドウ]-[単体テスト エクスプローラー]で表示できます。
ここからすべてのテストや選択したテストを実行することができます。また、メニューの[単体テスト]-[単体テスト設定]-[Run Tests After Build]をオンにしておくと、F6キーでビルドするだけで全テストが自動実行されます(betaではうまく実行されないことがあるという不具合が残っている)。さらに、ソースコード内で右クリックして[単体テストの実行](ショートカットキーCtrl+R,T)でもテストを実行できます。これらの実行方法は、NUnitなどの他のテスティングフレームワークを統合した場合でも同じです。
NUnitの統合
NUnitなどの他のテスティングフレームワークも、テストアダプターがあれば単体テストエクスプローラーに統合することができます。執筆時点では、NUnitやxUnit.netなどのテストアダプターが提供されています。なお、残念ながらExpressエディションの単体テストエクスプローラーには対応していないようです。
テストアダプターを導入するには、拡張機能マネージャーを使います。メニューから[ツール]-[拡張機能マネージャー]を選び、出てきた拡張機能マネージャーダイアログで[オンラインの拡張機能]を選ぶと、その一覧の中にテストアダプターもあります。
各項目の右側にある[ダウンロード]ボタンを使って、ダウンロードとインストールができます。 テストアダプターをインストールしてしまえば、NUnitで書いたテストもビルドすると自動的に単体テストエクスプローラーに表示されるようになりますし、テストの実行もMSTestと同様にできるようになります。
1つのテストプロジェクトの中に、MSTestのテストクラスとNUnitのテストクラスを混在させることも可能で、しかも単体テストエクスプローラーからは両方をまとめて実行できます(むしろMSTestだけ実行する、などということは簡単にはできないようです)。また、カバレッジも両方まとめてカウントされます。