SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azureモバイルサービスからプッシュ通信を利用しよう

Windows Azure 新機能チュートリアル(20)

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

[2]Windowsストアアプリの名前を設定する

 Windowsストアアプリを作成するためには、アプリの名前を設定し予約する必要があります。また予約するアプリ名は、ストア全体で一意にする必要があります。左ペインの[アプリの名前]を選択すると、アプリの名前設定ページが表示されます(図3)。

 [アプリ名]に「NotificationSample」と入力し、[アプリの名前の予約]をクリックします。先述したとおりストア内で一意にする必要があるため、実際にサンプルを利用する場合は違う名前を設定する必要があります。また、すでに予約済みの名前を入力した場合は、エラーとなるため重複しない名前を選んでください。

図3:アプリの名前ページ
図3:アプリの名前ページ

[3]プッシュ通知に必要な情報を確認する

 次にプッシュ通知に必要な情報を確認します。左ペインの[高度な機能]を選択すると、プッシュ通知とLive Connectサービスの情報画面が表示されます(図4)。さらに中央の[サービス認証]を選択してください。

図4:高度な設定
図4:高度な設定

 サービスの認証情報が表示されます(図5)。ここで表示される、パッケージセキュリティID(SID)と、クライアントシークレットは、Windows Azureモバイルサービスの設定に必要となる情報です。

図5:サービスの認証情報表示画面
図5:サービスの認証情報表示画面

Windows Azureモバイルサービス側の設定

 引き続き、Windows Azureモバイルサービス側の設定を行います。

[1]新しいテーブルを作成する

 今回のサンプルで使用するテーブルを作成します。Windows Azure管理ポータルにログインし、モバイルサービス画面を開きます。モバイルサービス(注1)を選択し、画面上部の[データ]を選択したのち、画面下部の[作成]をクリックします。新しいテーブルの作成画面が表示されるので、テーブル名に「Message」と入力し、右下の完了ボタンをクリックします(図6)。他のパラメーターはデフォルトで構いません。

図6:新しいテーブルの作成
図6:新しいテーブルの作成
注1 モバイルサービス

 モバイルサービスが作成されていない場合は、前回記事を参考に作成してください。

[2]プッシュ通知情報を設定する

 プッシュ通知に必要な情報を設定します。画面上部の[プッシュ]を選択するとWindowsアプリケーションの資格情報画面が表示されるため、クライアントシークレットと、パッケージSIDを設定します(図7)。これらの値は、図6で確認した値を設定してください。設定後、[保存]をクリックすれば完了です。

図7:プッシュ通知の設定画面
図7:プッシュ通知の設定画面

 Windowsストアアプリの登録と、モバイルサービスの設定はこれで完了です。

次のページ
サンプルアプリケーションの解説

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Windows Azure新機能チュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6928 2012/12/27 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング