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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure:新しい分散・占有型・高性能キャッシュサービス+素晴らしい新機能追加

連載:ScottGu's Blog翻訳

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キャッシュサービスの作成

 Windows Azure管理ポータルで、NEW -> DATA SERVICES -> CACHEオプションを使用すれば、簡単に新しいキャッシュサービスを作成することができます。

 上記のスクリーンショットでは、"北欧"地域で"scottgucache"という名前の5GBの新しいプレミアムキャッシュを作成しようとしています。“Create a New Cache”ボタンをクリックすると、数分程度で準備が完了します。

 準備が完了すると、キャッシュは、サブスクリプション内のその他のWindows Azureサービス(Webサイト、仮想マシン、データベース、Storageアカウントなど)と同じように、Windows Azure管理ポータルに表示されます。詳細を参照するには、DASHBOARDタブをクリックします。

 キャッシュはそのまま使用することができます(デフォルトになっており、使用するのに変更は不要です)。

 また、オプションでCONFIGUREタブをクリックして、キャッシュパーティションに名前をつけたり、有効期限の操作、削除ポリシー、可用性設定(これは、キャッシュされたアイテムがキャッシュサービス内の複数のVMインスタンス間で保存されるため、あるサーバがクラッシュしても影響しないようにするためのもの)、通知設定(これは、アイテムがアップデートされたり期限切れになった時に、キャッシュがアプリをコールバックすることができるというもの)を構成するなど、独自の設定管理を行うこともできます。

 これらの設定変更は、"Save"ボタンをクリックすれば、すぐに適用されます(再デプロイする必要はありません)。

キャッシュの使用

 キャッシュサービスが作成できたので、アプリケーションから使ってみましょう。

 アプリからキャッシュサービスにアクセスするには、キャッシュサービスのエンドポイントURLを取得し、アクセスに必要なアクセスキーを取得する必要があります。これは、Windows Azure管理ポータルのキャッシュサービスのDASHBOARDビューで行います。

 エンドポイントURLは、サービスの"quick glance"ビューで見つけることができ、"Manage Keys"ボタンをクリックすれば、サービスのAPIキーを取得できます。

 ポータルからエンドポイントURLとアクセスキーを保存したら、アプリケーションを更新してそれらを使用するようします。

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.NETアプリケーションからプログラムでキャッシュサービスを使用

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WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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