キャッシュサービスの作成
Windows Azure管理ポータルで、NEW -> DATA SERVICES -> CACHEオプションを使用すれば、簡単に新しいキャッシュサービスを作成することができます。
上記のスクリーンショットでは、"北欧"地域で"scottgucache"という名前の5GBの新しいプレミアムキャッシュを作成しようとしています。“Create a New Cache”ボタンをクリックすると、数分程度で準備が完了します。
準備が完了すると、キャッシュは、サブスクリプション内のその他のWindows Azureサービス(Webサイト、仮想マシン、データベース、Storageアカウントなど)と同じように、Windows Azure管理ポータルに表示されます。詳細を参照するには、DASHBOARDタブをクリックします。
キャッシュはそのまま使用することができます(デフォルトになっており、使用するのに変更は不要です)。
また、オプションでCONFIGUREタブをクリックして、キャッシュパーティションに名前をつけたり、有効期限の操作、削除ポリシー、可用性設定(これは、キャッシュされたアイテムがキャッシュサービス内の複数のVMインスタンス間で保存されるため、あるサーバがクラッシュしても影響しないようにするためのもの)、通知設定(これは、アイテムがアップデートされたり期限切れになった時に、キャッシュがアプリをコールバックすることができるというもの)を構成するなど、独自の設定管理を行うこともできます。
これらの設定変更は、"Save"ボタンをクリックすれば、すぐに適用されます(再デプロイする必要はありません)。
キャッシュの使用
キャッシュサービスが作成できたので、アプリケーションから使ってみましょう。
アプリからキャッシュサービスにアクセスするには、キャッシュサービスのエンドポイントURLを取得し、アクセスに必要なアクセスキーを取得する必要があります。これは、Windows Azure管理ポータルのキャッシュサービスのDASHBOARDビューで行います。
エンドポイントURLは、サービスの"quick glance"ビューで見つけることができ、"Manage Keys"ボタンをクリックすれば、サービスのAPIキーを取得できます。
ポータルからエンドポイントURLとアクセスキーを保存したら、アプリケーションを更新してそれらを使用するようします。