C1ColorPickerコンポーネントの概要 1
「ColorPicker for WPF」のC1ColorPickerコントロールは、既定のカラーパレットまたは独自のカスタム色から、色を簡単に選択できるコントロールです。
ColorPickerには、Microsoft Officeで使用されるテーマに適した20以上の定義済みカラーパレットがあり、ユーザーはパレットから使いたい色を選ぶことで、視覚的に色情報を選択することができます。
複数のビュー
C1ColorPickerコントロールには「基本」と「拡張」のタブがあり、色の選択で単純なビューと高度なビューの両方をサポートします。
カスタム色のための組み込みカラーエディタ
C1ColorPickerコントロールにはカラーエディタが用意されており、このエディタを使用することにより、エンドユーザーは現在のパレットにない色を作成できます。
RGBまたはHLSカラーモデルを使用でき、透過性もサポートされています。
構成可能なパーツ
C1ColorPickerコントロールの各パーツをC1ColorPickerとは独立して使用して、カスタムコントロールを作成できます。
C1SpectrumColorPickerコントロールを使用すると、C1ColorPickerコントロールの高度な色選択機能にアクセスできます。C1HexColorBoxコントロールを使用すると、16進コードエントリのデータを検証できます。C1CheckeredBorderを使用すると、透過色を簡単に表示できます。
独自のカスタムパレットを作成する
利用可能なカラーパレットがアプリケーションに適していない場合は、独自のカスタムカラーパレットを作成できます。実行時に、指定したカラーパレットからのみ色を選択できるようにユーザーを制限することもできます。
基本モード
デフォルトでは、C1ColorPickerコントロールは、そのドロップダウン矢印をクリックすると[基本]タブが開いた状態で開きます。[基本]タブは次のような外観を持っています。
[基本]タブには、次のオプションとセクションがあります。
ドロップダウン矢印
ドロップダウン矢印をクリックして、C1ColorPickerコントロールのウィンドウを開きます。
[基本]タブ
事前選択した色を実行時に使用するには、[基本]タブをクリックします。カスタム色を選択する場合は、[拡張]タブをクリックします。[基本]タブを表示するには、ModeプロパティをBasicまたはBothに設定する必要があります。
選択した色
現在選択されている色がカラーピッカーのウィンドウに表示されます。
ピックした色
現在ピックされている色がカラーリストに赤色の境界線付きで表示されます。
パレットの色
パレットの色には、現在選択されているカラーパレットが反映されます。パレットは、Paletteプロパティを設定することによって選択できます。
ヘッダーパレット
これらの色は、パレットの基本色です。パレットの色の拡張リストは、通常、これらの基本色のバリエーションです。
標準の色
10色の標準の色が表示されます。標準の色は、暗い赤レンガ色、赤、オレンジ、黄色、薄緑、緑、空色、青、濃紺、および紫です。
最近使用した色
最近選択した色が最大10色まで表示されます。デフォルトでは、このセクションは表示されますが、ShowRecentColorsプロパティをFalseに設定すると、最近使用した色を非表示にできます。