GUIの作成
では、早速アプリケーションを作成してみましょう。
アプリケーションは、C1OutBarコントロールとリッチテキストボックスコントロールを持ち、リッチテキストボックスコントロールの操作をC1OutBarコントロールのツールバーで行うものです。
ツールバーは、組み込みのコマンドリンクを使用して作成しますので、アイコンファイルなどは必要ありません。
C1OutBarコントロールの作成
フォームをデザインしていきます。
(1)フォームにC1OutBarコントロールをドラッグ&ドロップします。Dockプロパティを「Left」に設定し、Widthプロパティを「130」にします。
(2)RichTextBoxコントロールをC1OutBarコントロールの横にドラッグ&ドロップし、Dockプロパティを「Fill」に、BackColorプロパティを「Beige」に設定します。
(3)C1OutBarコントロールのスマートタグから「ツールバー付きページの追加」をクリックします。
(4)「ページ2」が追加されますので、もう一度スマートタグから「ツールバー付きページの追加」をクリックし、「ページ3」「ページ4」を追加します。
(5)もう一度C1OutBarコントロールのスマートタグをクリックし、「VisualStyle」のリストから「Office2003Olive」をクリックします。これで、C1OutBarコントロールにオリーブのグラデーションのデザインが適用されます。
(6)プロパティウィンドウのオブジェクトリストから「C1OutPage1」を選び、Textプロパティを「ファイル」に変更します。これで、ページのタイトルテキストが変更されます。
(7)「ページ1」のフローティングツールバーを表示し、「新規コマンドリンク/コマンドの追加」をクリックします。
(8)「コマンドにリンクする」ダイアログボックスが表示されますので、「標準コマンド」リストから「新規作成(&N)」をクリックします。
(9)OKボタンをクリックすると、このコマンドリンクが「ファイル」ページに表示されます。このリンクにはすでにアイコンが組み込まれており、アプリケーションを実行するとボタンのように動作します。
標準コマンドを組み込むのであれば、たったこれだけの操作でツールバーが作成できます。
フローティングツールバーはページごとに表示されますので、カテゴリごとにいろいろな標準コマンドをページに配置できます。
(10)同様の手順で、以下のようにすべてのページタイトルとコマンドを作成します。
なお、他のページを開く場合は、ページのタイトルをクリックします。
ファイル 新規作成(&N) 開く(&O) 閉じる(&C) 上書き保存(&S) 名前を付けて保存(&A) すべてを保存(&L) 印刷(&P) 終了(&X) 編集 切り取り(&T) コピー(&C) 貼り付け(&P) 削除(&D) 元に戻す(&U) フォント 太字 斜体 下線 取り消し線 書式 左揃え 中央揃え 右揃え 両端揃え
これで出来上がりです。アプリケーションを実行し、ページ切り替えとコマンドリンクが動作することを確認します。
コマンドリンクには、ツールチップも設定されています。