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高度IT人材を育成する産学連携の架け橋「トップエスイー」(AD)

「トップエスイー」の目指す「学術と実践の架け橋」がさらなる成果を生みだすために期待すること――修了者が語るカリキュラムの実際と受講のメリット(後編)

高度IT人材を育成する産学連携の架け橋「トップエスイー」 第2回

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修了生としてこれからの「トップエスイー」に期待すること

河井:トップエスイーのカリキュラムを修了されたお二人は、今後、この取り組みをどのように発展させていくべきだとお考えでしょうか。

松本:先ほども少し触れたのですが、「学術」と「実践」をつないでいくにあたって、こういうスキームで運営されている教育機関というのは他にないだろうと思っています。ぜひ、今後も続けていただきたいですし、さらに発展をしていってほしいと思います。

 そのためにぜひ何らかの形で作っていってほしいと思っているのは産業界からの「フィードバック」の仕組みです。トップエスイーの場合、「学術」がまずあって、そこで扱われている理論や仮説を、受講者、つまり産業界に対して「こういうのもあるので、使ってみるといいんじゃないか」と提案している部分が大きいと思うんですね。

 それを学んだ受講者が、各企業の業務で実際にそれを使ってみたとします。その結果が「うまくいった」のか「いかなかった」のかをフィードバックして、その結果をもとにした考察がカリキュラムに組み込まれていくというサイクルが確立すると、さらに良い成果が生まれると思うんです。

 PDCAのような形で、「学術」と「実践」のサイクルを回していくという取り組みは、恐らくトップエスイーの運営者の側でもすでに意識されているのでしょうけれど、それをさらに明確に打ち出せるようになるといいと思っています。

河井:ありがとうございます。礒﨑さんはいかがですか。

礒﨑:私はここで学んだことを現場で活かすことが今の目標になっていますが、そこで感じているのは、トップエスイーで取り扱われるテーマと、現場での課題との間にあるギャップがまだ大きいのではないかということです。

 ここで言う「ギャップ」は、ソフトウェア開発における課題認識の違いというよりも、さまざまなメソドロジや手法などの「認識」の有無といったレベルに近いですね。実際、私もここへきて初めて知った概念が多くありました。あるテクノロジや手法に対して認識がなければ、その分現場への導入障壁も高くなるかと思います。

 もちろん、だからこそ、こういう場に人が集まってきて、多くのことを学び、現場で普及させていくという取り組みが重要なわけですが、例えばテーマの立て方も、より現場での課題に寄り添ったものにすることで、ここで学んだことを活かす機会が増えると思います。せっかく受講をして、レポートを書いて修了したとしても、それが自分たちの仕事にフィードバックできる機会が少ないともったいないですからね。

河井:トップエスイーでは、講師陣には研究者もいるので、現場の視点だけでなく学術寄りな議論が展開されることも確かにあります。ご指摘いただいた「学んだことの現場での適用」や「受講者からのフィードバック」に関する仕組みについては、これまでにも多くご要望をいただいており、常に改善を考えています。修了者の方に集まっていただいての「勉強会」のような場を設けていくというのも検討しています。

 また、来年度からのアドバンス・トップエスイーでは、1年間をかけて修了制作やゼミを展開する中で、自分たちが学んでいる内容が、実際の業務とどのようにつながっているのかというのを、より深く理解できるようになるのではないかと期待しています。

 お二方には、ぜひ今後とも、ここで学んだことの現場での実践と、その結果のフィードバックに引き続きご協力をいただければ嬉しいです。本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございました。

トップエスイー 2017年度 講座説明会

 トップエスイーの2017年度向けの講座説明会が、2016年12月16日(金)に東京で開催される。講義や各種のプログラムを実施している担当者による説明を聞くことができると同時に、直接質問ができる機会でもある。トップエスイーの具体的な講義内容や、記事に出てきたアドバンス・トップエスイーコースの「プロフェッショナルスタディ」がどのようなものかを知りたい方には絶好の機会となるだろう。詳細は上記のトップエスイーのサイトに記載されている。

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この記事の著者

高橋 美津(タカバシ ミツ)

PCやネットといったIT分野を中心に、ビジネスやゲーム分野でも執筆を行うフリーランスライター。Windowsユーザー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9767 2016/12/01 15:52

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