コミュニティLT その2
脆弱性診断ええんやで(^^)
LT5人目は「コワーキングスペース茅場町 Co-Edo」からの推薦となる「脆弱性診断ええんやで(^^)」の松本隆則氏。Webアプリケーションの脆弱性診断手法について語り合うための場として発足したコミュニティで、「懇親会で語り合う」ことを趣旨としています。ちなみに、本来のコミュニティの名前は「脆弱性診断研究会」。2014年8月に始めた際の参加者は、たった1人だったものの、現時点までに開催回数は51回を数え、コミュニティメンバー数は1000人に迫る勢い。ここまで成長した理由を「正直わからない\(^o^)/」と振り返りつつも、「“なにもしない”ことがもしかしたら気楽でいいのかも」とその秘訣について分析していました。
We Are JavaScripters!
LT6人目は21cafeからの推薦、「We Are JavaScripters!」から田宮幸子氏です。“ゆるさ”をキーにしたこのコミュニティ、端的に説明するならば「飲み会のような、わいわいした雰囲気のLT会」。「とにかく登壇の敷居を下げたくて発足させた」というこの会では前述したSwift愛好会での伝統を継承しており、始まったら「まずは乾杯」。“全員登壇”を目標に掲げており、登壇を行うことでモチベーション維持につながり、適度なプレッシャーと観衆からの温かいフィードバックが得られる場として発展を続けています。登壇も主催も楽しく継続できるイベントの秘訣は“ゆるさ”なのだそうです。
HoloMagicians
LT7人目はCodeZineからの推薦となるHoloMagicians 中村薫氏。「コミュニティの力でエラい人を呼んだ話」として、HoloLensやWindows Mixed Reality(複合現実)に興味がある人が集まるコミュニティ「HoloMagicians」の活動が巻き起こした数々の展開について、その内容を紹介しました。Microsoft KinectやHoloLensにおいて中心的な役割を担ってきた世界的な天才技術者、アレックス・キップマン氏をコミュニティに招待するなど、注目度と熱量は回を追うごとに大きなものとなっています。「ミートアップに参加するのにHoloLensが必須、という訳ではありません。入場料33万円(=HoloLensの1台当たりの価格)ではないので、ぜひコミュニティに遊びに来てください!」とHoloLensならではのネタで笑わせていました。
Start Python Club
LT8人目(8組目)はconnpassの佐藤氏からの推薦、Start Python Clubより阿久津剛史氏、阿部一也氏。2人が所属・運営しているコミュニティ「Start Python Club」は書籍「Pythonスタートブック」がきっかけとなり発足しました。Pythonでスタートする人たちの集いの場として月1ペースでこれまで計28回開催されており、累計メンバー数も2500人超と盛況。さまざまなコミュニティとのコラボレーションも活発で「ビアバッシュで生ビールが飲める」ことものもウリだそうです。
コンセプト・メイカーズ
LT9人目はコンセプト・メイカーズより白石俊平氏です。これまで数々のイベントやコミュニティに携わっていく中で気が付いた「自分は“アイデアをかたちにする技術”が得意だし、上達してきた部分だった」といった思いから、“ゼロ→イチを生み出したい”人たちのためのコミュニティを設立。具体的な活動はまだこれからとしつつも、「よいコンセプトを1つでも多く生み出し、世の中を楽しく、美しくする。」というミッションを掲げ、活動を展開していきたいと今後の抱負について語りました。
DevLOVE
トリのLT10人目を務めるのはDevLOVEより市谷聡啓氏。当セッションLTの締めとして「コミュニティとは何なのか -DevLOVEの場合-」というタイトルで、これまでのコミュニティとの関わりの歴史を振り返りました。DevLOVEはこれまでに200回の開催を数える非常に大きなコミュニティ。デブサミの歴史においても非常に深い関係を築いてきました。「正しいものを正しく作りたい」「2人最強論」「一生かけて稲作、たかだか60回。ソフトウェア開発、たかだか300人月」「“越境”の背を、押したい」といった、これまでの自身が歩んできた道、その過程でたどり着いた思いについて語りながらも、さらにその思いを加速させるべく新しく設立した会社「株式会社エナジャイル」の紹介を行い、LTセッションを締めくくりました。