Raspbianの初期設定(3)
Raspbianの再起動
全て変更したら、「設定を反映させるためには再起動が必要です」と表示されますので、[Yes]ボタンを押してRaspbianを再起動します。Raspbian再起動後、デスクトップ環境が日本語化されているか、設定された通りになっている確認してみましょう。
PCからSSHでラズパイに接続する
Raspberry Pi ZeroそしてRaspberry Pi Zero Wはコストを優先しているため、スペックはそれほど高くありません。GUIを動作をさせると処理が遅くなるなどの影響が出てしまいます。そのため、PCからTera Termで、Raspberry PiのIPアドレスを入力し、SSHでログインをして作業を進めます。
Tera Termは以下のページからダウンロードできます。
IPアドレスを確認したいときは、Raspbianのターミナルから以下のコマンドを実行して確認をします。
$ ip a
PCにインストール済みのTera TermからRaspberry Piへ接続するため、ホストにRaspberry PiのIPアドレスを入力し、OKボタンをクリックします。
以下の情報を入力して、OKボタンを押しログインをします。
- ユーザー名:pi
- 初期パスワード:raspberry
初期パスワードの変更
SSHで接続する場合、セキュリティ上、piユーザーの初期パスワードはpasswdコマンドで必ず変更するようにしてください。Raspberry Piが踏み台にされてセキュリティ攻撃に加担するケースが報告されています。
$ passwd pi 用にパスワードを変更中 現在の UNIX パスワード: 新しい UNIX パスワードを入力してください: 新しい UNIX パスワードを再入力してください: passwd: パスワードは正しく更新されました
プログラムのアップデート
次に、インストールされているプログラムをアップデートし、最新の状態に保ちます。以下のコマンドを実行します。
$ sudo apt update $ sudo apt upgrade
アップデートが完了したらRaspbianを再起動します。
$ sudo reboot
これで初期設定は全て完了しました。それでは、LEDを点滅させるプログラムを作ってみましょう。