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Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ

650円で買えるマイコンボード「Raspberry Pi Zero」でIoTをはじめよう! ~環境構築とLチカのレシピ

Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ 第1回


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Raspbianのインストール

 Raspberry Piを動かすにはパソコンと同様にOSが必要となります。まずはRaspberry Pi Zero WにインストールするOSのイメージをダウンロードし、それをmicroSDカードに書き込みます。そしてOSイメージを書き込んだmicroSDカードをRaspberry Pi Zero Wに挿して電源を入れるまでを行っていきましょう。

OSイメージのダウンロード

 今回インストールをする Raspbian(ラズビアン)は、Raspberry Pi財団が公式にサポートしているLinuxのオペレーティングシステムです。

 Raspbianには、Raspberry Pi上での動作に特化しており、教育、プログラミング、そして一般的用途のためのソフトウェアがプリインストールされています。代表的なソフトウェアの例として、Python、Scratch、Sonic Pi、Java、Mathematicaなどがあります。

 RaspbianはNOOBSでインストールするか、以下のイメージをダウンロードして、インストールガイドに従ってください。

 [RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP]の[Download ZIP]ボタンをクリックしてOSイメージをダウンロードします。インターネット環境によっては、時間が掛かる場合があります。

 ダウンロード後、解凍します。

 Zipファイルに含まれるRaspbianのイメージは4GBを超えているため、一部の古いOSの解凍ツールではサポートされていない場合があります。ダウンロードしたイメージが破損、ファイルが正しく展開(解凍)されないときは、Windowsの場合、7Zipを使用してみてください。

microSDカードへの書き込み方法について

 前提として、フォーマット済みのmicroSDカードを使用します。まだフォーマットが済んでいない場合は「SDメモリカードフォーマッター」というツールでmicroSDを上書きフォーマットします。

 それでは、RaspbianをmicroSDカードに書き込きます。Windowsの場合にはWin32 Disk Imagerというツールが推奨されています。

 こちらはSourceForgeから無料でダウンロードできます。Zip版をダウンロードしてくればインストールは不要です。

 Win32 Disk Imagerを起動し、Image FileにRaspbianのディスクイメージのパスを指定します。

 そして、DeviceからmicroSDカードのドライブレターを選択して、問題なければ[Write]をクリックします。

 本当に書き込んでいいですか? とポップアップダイアログで質問されますので[Yes]をクリックします。

 書き込み作業は時間がかかります。microSDカードの性能によって時間が異なりますが、10分程度は必要です。

 [Complete]と表示されたら[OK]をクリックした後に[Exit]をクリックしてください。

 これで書き込み先のmicroSDカードにRaspbianのイメージが書き込まれました。

 公式のインストールガイドは以下のURLから参照できます。

次のページ
Raspbianの初期設定(1)

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この記事の著者

平 愛美(タイラ マナミ)

 熊本県出身のITエンジニア。2児の母で、趣味は写真とグルメ。最近はRaspberry Pi、Arduinoを使った家庭内IoTについて日々研究するIT系母ちゃんとして活躍中。主な著書は、『改訂3版 Linuxエンジニア養成読本』(寄稿、技術評論社 刊)、『Linuxシステム管理標準教科書』(共著、LPI-Japan)など。 ブログ:Mana Blog Next Twitter:@mana_cat

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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