Raspbianのインストール
Raspberry Piを動かすにはパソコンと同様にOSが必要となります。まずはRaspberry Pi Zero WにインストールするOSのイメージをダウンロードし、それをmicroSDカードに書き込みます。そしてOSイメージを書き込んだmicroSDカードをRaspberry Pi Zero Wに挿して電源を入れるまでを行っていきましょう。
OSイメージのダウンロード
今回インストールをする Raspbian(ラズビアン)は、Raspberry Pi財団が公式にサポートしているLinuxのオペレーティングシステムです。
Raspbianには、Raspberry Pi上での動作に特化しており、教育、プログラミング、そして一般的用途のためのソフトウェアがプリインストールされています。代表的なソフトウェアの例として、Python、Scratch、Sonic Pi、Java、Mathematicaなどがあります。
RaspbianはNOOBSでインストールするか、以下のイメージをダウンロードして、インストールガイドに従ってください。
[RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP]の[Download ZIP]ボタンをクリックしてOSイメージをダウンロードします。インターネット環境によっては、時間が掛かる場合があります。
ダウンロード後、解凍します。
Zipファイルに含まれるRaspbianのイメージは4GBを超えているため、一部の古いOSの解凍ツールではサポートされていない場合があります。ダウンロードしたイメージが破損、ファイルが正しく展開(解凍)されないときは、Windowsの場合、7Zipを使用してみてください。
microSDカードへの書き込み方法について
前提として、フォーマット済みのmicroSDカードを使用します。まだフォーマットが済んでいない場合は「SDメモリカードフォーマッター」というツールでmicroSDを上書きフォーマットします。
それでは、RaspbianをmicroSDカードに書き込きます。Windowsの場合にはWin32 Disk Imagerというツールが推奨されています。
こちらはSourceForgeから無料でダウンロードできます。Zip版をダウンロードしてくればインストールは不要です。
Win32 Disk Imagerを起動し、Image FileにRaspbianのディスクイメージのパスを指定します。
そして、DeviceからmicroSDカードのドライブレターを選択して、問題なければ[Write]をクリックします。
本当に書き込んでいいですか? とポップアップダイアログで質問されますので[Yes]をクリックします。
書き込み作業は時間がかかります。microSDカードの性能によって時間が異なりますが、10分程度は必要です。
[Complete]と表示されたら[OK]をクリックした後に[Exit]をクリックしてください。
これで書き込み先のmicroSDカードにRaspbianのイメージが書き込まれました。
公式のインストールガイドは以下のURLから参照できます。