PyLadies Tokyoを飛躍台にして成長していってほしい
──PyLadies Tokyoでは、どういった理念のもとで活動しているのでしょうか。また、オンライン時の交流方法についても教えてください。
石田:Pythonista(パイソニスタ)と呼ばれる女性同士が、コネクションを持って楽しくエンジニアリング、もしくは技術を学ぶことができるネットワークを作るというのが、本家PyLadiesの理念です。
オンラインになってからのPyLadies Tokyoでは、SlackやSNSを使って交流をしてもらっています。このコミュニティでは、「どんどん失敗してもいい場所」にしてもらえたらと思っていまし、コミュニティで発言したり、発表したり、コミュニケーション取る練習などをPyLadies Tokyoでしてほしいです。PyLadies Tokyoを飛躍台にして、いろいろ飛び立っていってくれればいいと思っています。
なつこ:私も最初に登壇やLTをしたのは、PyLadiesです。コミュニティ活動がどういうものかわからないまま参加しましたが、少しずつステップアップさせてもらいました。Pythonコミュニティ全体に言えることかもしれないけど、質問したり、相談したりすると、誰かしらは助けてくれるんですよね。
石田:PyLadies Tokyoの場合はみんなでいきなり調べ始めますしね(笑)。
──これからプログラミングを始めたい方にもPythonは人気の言語ですが、初心者がPythonを学ぶにはどうすればいいでしょうか。
石田:おすすめの勉強法は、なるべく新刊の初心者向け書籍を見ながらやってもらうことですね。特にPythonは、初心者向けの本がたくさん出ているので、自分に合うものを見つけて学ぶほうが、自分の資産にもなります。コミュニティイベントで初心者向けのハンズオンに参加して、Python界のすごい人に教えてもらうのもありだと思います。
あとは、Pythonは使用される業界がバラバラなので、自分がなぜPythonを使いたいのかを念頭に入れてもらうと、コミュニティも選びやすくなります。データ系だったらPyData.Tokyo、WebだったらDjango Girlsに参加しようかなといった感じですね。最初から「ロボット作りたいんです」とか、夢を語ってもらったほうが、アドバイスをする側は勉強するベストな順序を教えることもできると思うので。
女子会のノリでPythonの話をするコミュニティ
──PyLadies Tokyoは「女性」に特化した技術コミュニティですが、女性にターゲットを絞ったのはなぜでしょうか。
石田:本家PyLadiesの目的としては、Python Software Foundation(PSF)というグループの参加者に女性が少なかったことからダイバーシティーを高めたい、というのがスタートでした。女性にターゲットを絞った理由は、今参加している人同士を繋げるため、これから参加したい人をフォローするためと認識しています。
PyLadies Tokyoについても、最初は同じように、PyCon JPというカンファレンスイベントに女性の参加者が少なかったため、ターゲットを絞って、心理的ハードルを下げたコミュニティを作ってみようというのがスタートでした。
いざスタートしてみると、女性でPythonを勉強したい人って、意外と増えているんですよね。増えてはいるけれども、そのつながり方がわからないので、アットホームな雰囲気で「ライブラリがかわいい」みたいな話ができるコミュニティが欲しいという話になって。そこで、その場の雰囲気を作るために、ひとまず女性に限ってみたのが今のPyLadies Tokyoのスタンスです。
なつこ:また、周年記念イベントのときは、男性の方も参加できます。そのときは普段のイベントと変わらず、アットホームな雰囲気で進行しています。
──今後、PyLadies Tokyoとして取り組んでいきたいことを教えてください。
なつこ:目標や向上心を高く持って続けていくというよりは、楽しみながら技術を学び続ける場がキープできればと思っています。
石田:初心者の人がもっと「私これ喋りたいんだけど」といった勢いが持てる場は作りたいと思っています。あと、これは私個人の野望ですが、PyLadies Japanは東京に限らず沖縄も京都も1個のSlackで約650人がつながっているので、住んでいる場所に係らず友達を作ってほしいですね。日本中に仲間が広がるハブを作りたいと考えています。
──最後に、PyLadiesに関心を持っている方へ一言お願いします。
なつこ:もしPythonに興味があるのであれば、途中参加でも途中退室でも構わないので、どんな雰囲気なのかだけでも知れるように気軽に参加していただきたいです。オンラインになってからは、東京以外から参加してくださる方も多数いらっしゃいます。お試しでもいいのでぜひ!
石田:もう言うことは一緒です。もし興味があればぜひ遊びに来てください。お待ちしております!
──石田さん、なつこさん、ありがとうございました。さらなるご活動の広がりを楽しみにしています。
