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キャリアインタビュー(AD)

決済業界を牽引するGMOペイメントゲートウェイ CTOに訊く、多様な決済システムを創るエンジニア組織と開発の実態とは?

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在宅勤務が不利な若手には勉強会やコミュニケーションの場を設けてサポート

 最近ではコロナ禍で働き方に影響を受けつつも、柔軟に改善が進められている。実はコロナ禍の数カ月前に、近距離ではあるものの本社オフィスを移転した。フリーアドレス化や災害対策を施し、社員が使うパソコンはデスクトップからVDI(仮想デスクトップ)へと移行。インフラとデバイスが整ったところだったため、在宅勤務への移行はスムーズだったという。

 とはいえ、全く影響がなかったとは言い切れない。在宅勤務となり、自己管理ができて生産性を高められた人がいる一方、逆にすぐそばに相談できる人がいなくなり戸惑う人もいた。そこでチームで朝会や夕会を開くようにして「何かある?」と聞くようにしているという。

 「オンボーディングやコミュニケーションの課題は解消し切れていないですね」と三谷氏は言うものの、いくつかのベストプラクティスが見いだせてきているようだ。コロナ禍の初期にはオンライン飲み会が流行ったものの、会社のメンバーだとさほど盛り上がらない。その代わりに勉強会開催の頻度を高めている。

 最近では月次でLT(ライトニングトーク)会を実施している。これが100人ほど聴講が集まるほど好評だそうだ。ほかにも、ただ雑談のために任意でオンラインで集まれるカフェタイムも設けている。こうした自宅で孤独にさせないような取り組みは特に独り暮らしのエンジニアにとっては貴重になるだろう。

 在宅勤務で特に困難な状況に陥りがちなのが若手や入社間もないメンバーだ。仕事のやりかたを学ぶ、社内の雰囲気をつかむ、人脈を築くことは在宅勤務では難しい。そこで新卒や転職直後のメンバーがいるチームでは、コロナ感染拡大の状況を見ながら、本人と周りのメンバーが同時に出社する日を設けるようにしている。「そうはいっても通勤時間をシフトするなど感染予防を心がけています」と三谷氏。

 エンジニアの採用面接も今では初期の段階ならリモートが標準となった。リモートなので日程調整がしやすくなったという。採用面接で三谷氏が意識しているのは「エンジニアの目標とのフィット感」。誰しも転職には何か達成したい目的があるはずだ。それぞれの希望がGMOペイメントゲートウェイで叶えられるかは気をつけて聞くように心がけている。

 GMOペイメントゲートウェイは内製開発にこだわる事業会社であり、スピードや品質にこだわり、全員社長主義で個人の裁量を広く認めている。そのため事業会社でベンダーや委託先をコントロールすることを期待している応募者だとしたら、ミスマッチとなりうる。

 またGMOペイメントゲートウェイは上流から下流までフルフェーズでシステム開発に携わることになる。例えば「ずっとテストばかりで嫌になった。最初から最後まで開発に幅広く携わってみたい」という応募理由ならGMOペイメントゲートウェイは合いそうだ。しかし「上流だけに専念したい」なら不向きだろう。三谷氏は「それならコンサルがいいのでは」と正直に伝える。エンジニアの採用を増やしたいところではあるが「やりたいことができないと、いいパフォーマンスを発揮できないですから。フィットしてこそ活躍できます」と三谷氏は言う。フィット感は妥協しない。

 フィンテック領域での働きがいについて、あらためて三谷氏は「フィンテックもキャッシュレスもまだ伸びしろがある世界です。決済は経済活動そのものであり、社会活動を支えているという実感があります」と話す。この領域が持つポテンシャルは計り知れない。

 その一方で決済サービスには社会インフラとしての責任も担うことになる。トラフィックが増えたとしてもサービスが止まることは許されない。1円であろうとも間違えは許されない。またクレジットカードや銀行口座番号など重要な個人情報を扱うため、最も高いセキュリティへの配慮が求められる。高い技術力が求められるため、簡単ではない世界だ。しかしそれで躊躇するのではなく、「難しいからこそ、挑戦して成長したい」と意欲を持つなら、絶好のフィールドではないだろうか。

 なおこれまでGMOペイメントゲートウェイに限らず、金融機関など高いセキュリティが求められる企業が技術者向けイベントで発表することは遠慮される傾向にあった。内部のシステムを明かしてしまうと、攻撃されやすくなることを懸念するためだ。しかし、それは一昔前の考えになりつつある。

 「開発者が使う技術スタックを明かしたところで、直接のリスクにはならないと考えています。むしろ最先端技術を活用していることを伝えることでファンが増えるので、近年では積極的に技術者向けイベントや勉強会に参加する機会が増えています」(三谷氏)

 GMOペイメントゲートウェイであれば最先端の決済システムを提供しているので、興味あるエンジニアはきっと多そうだ。

GMOペイメントゲートウェイ エンジニア登壇イベント

【過去開催】
【予定】
  • 2021年11月11日~12日:AWS Security Roadshow
  • 2021年11月21日: JJUG Cross Community Conference 2021

 まだまだ将来の飛躍が期待できるGMOペイメントゲートウェイ。三谷氏は「私たちは個人の生活が便利に、企業活動が効率的でスピーディーになるものを提供していかなくてはなりません。特に決済は意識しなくなるのがゴールだと思います」とビジョンを語る。最近のスマートフォン決済は便利ではあるものの、やはりアプリの起動やコード読み取りなど多少の手間がかかっている。より自然に、より便利に決済ができるように、まだ工夫の余地は大いに残されている。

 「将来は『昔はお財布を持ち歩いていたっけ。カードはプラスチックだったんだよなあ』なんて言うようになるかもしれませんね」と三谷氏は笑う。

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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