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Eclipse 3.4からはじめるIDE入門

Eclipse 3.4の各種設定と利用方法
~Eclipse 3.4入門~

第2回


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Java開発環境の使い方(1)Javaパースペクティブについて

 では、簡単なJavaアプリケーションの作成を通じて、Java開発環境の使い方を理解しましょう。前回記事の最後、「ようこそ」画面が表示されたところから、順を追って説明します。まず、「ようこそ」画面の[ワークベンチにジャンプ]をクリックします。

[ワークベンチにジャンプ]をクリック
[ワークベンチにジャンプ]をクリック

 「ようこそ」は左下または右下のショートカットに収納され「Javaパースペクティブ」が表示されます。ショートカット[ようこそを復元]をクリックすると「ようこそ」画面に戻ります。なお、「ようこそ」タブの右の[×]をクリックして閉じるとショートカットの収納は行われません。この状態から再度「ようこそ」画面を表示するには、メニューの[ヘルプ(H)]-[ようこそ(W)]を実行します。

Javaパースペクティブ。「ようこそ」画面を復元する場合は右下のボタンをクリック
Javaパースペクティブ。「ようこそ」画面を復元する場合は右下のボタンをクリック

 Eclipseでは用途に合わせたウィンドウのセットのことを「パースペクティブ」と呼びます。今回用いたEclipseパッケージ「Eclipse IDE for Java Developers」では、初期のパースペクティブはJava開発向けのウィンドウのセットである「Javaパースペクティブ」です。

 パースペクティブを構成する部分ウィンドウを「ビュー」と呼びます。初期のJavaパースペクティブは左側の「パッケージ・エクスプローラービュー」とその下に隠された「階層ビュー」、右上の「Task Listビュー」と右下の「アウトラインビュー」、下の「問題ビュー」とその下に隠された「Javadocビュー」「宣言ビュー」から構成されています。

Javaパースペクティブの構成要素。各名称が手順説明に使われることも多いので覚えておくと困ったときに調べやすい
Javaパースペクティブの構成要素。各名称が手順説明に使われることも多いので覚えておくと困ったときに調べやすい

 Javaパースペクティブには開発作業を行うにつれ、新しいビューが自動的に追加されていきます。また、不要なビューを閉じたり、再度開きなおしたり、位置関係を変えたりすることもできます。

Java開発環境の使い方(2)プロジェクトの作成

 Eclipseでのプログラム開発作業は「プロジェクト」を単位として行います。そこで、まずプロジェクトの新規作成を行います。メニューの[ファイル(F)]-[新規(N)]-[Javaプロジェクト]を実行します。

[新規(N)]から[Javaプロジェクト]を選択
[新規(N)]から[Javaプロジェクト]を選択

 すると「新規Javaプロジェクト」の設定ウィンドウが表示されます。[プロジェクト名]のみが必須ですので、今回は「hello」と入力して[終了]をクリックします。

プロジェクト名を入力して[終了]
プロジェクト名を入力して[終了]
その他の設定(1)

 プロジェクト名の入力以外で、下記の設定変更が可能です。ただし、Eclipseの利用経験がある方向けですので、初めてEclipseを使う方はこの項は読み飛ばして「パッケージ」の作成に進んでください。

  • 既にあるソースからプロジェクトを作成する
  • 設定してあるJREとは異なるJREを用いるようにする
  • プロジェクトのフォルダと、ソースおよびクラスのフォルダの関係を変える
  • 既存のワーキングセットを利用する
  • ([終了]ではなく[次へ]をクリックして)Javaのビルドにおける詳細の設定を変更する

次のページ
Java開発環境の使い方(3)パッケージ、クラスの作成

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平野正喜@ランドッグ・オーグ(ヒラノマサキ)

フリーのIT系執筆者&講使(※)の「ランドッグのマウ」こと平野正喜(HIRANO Masaki)です。【略歴】 1962年札幌市生まれ。今で言うIT企業のシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、システムコンサルタント、採用担当などを経て独立し、2002年11月にランドッグ・オーグ平野正喜事務所(h...

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