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システムモデリング

Visual Studio Team System 2008 Architecture Editionを使ってみよう(2)

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目次

アプリケーションシステムの接続を行う

 いろいろな用語の説明を兼ねて、サンプルとなったシステムの配置方法を説明してきました。ここからは、配置したアプリケーションやアプリケーションシステムに対して接続の設定を行っていきましょう。

外部アプリケーションシステムへの接続準備

 ここでは、あるアプリケーションが他アプリケーションシステム内にあるアプリケーションに接続しなければいけないときを想定して作業を行います。図4に示したアプリケーションダイアグラムでは「App1ServerApp」から「App2ServerApp」に接続している部分がこれにあたります。ただし、今回の場合、他アプリケーションに直接接続することはできませんので、アプリケーションシステムに対して、外部に接続するための口(エンドポイント)を定義する必要があります。

 では確認してみましょう。図8に示すシステムダイアグラムを開いてみます。「App1ServerApp」にはどこにも接続されていない2つのWebサービスコンシューマエンドポイント(図8では「App1ServerApp」の箱の右側にある2つの白抜きの丸のこと)があるはずです。これを選択し、「Alt」キーを押しながら、アプリケーションシステムの境界線まで線を引いてください。図15に示すような状態になっていると思います。

図15:アプリケーションシステムのコンシューマエンドポイントの定義(途中)
図15:アプリケーションシステムのコンシューマエンドポイントの定義(途中)

 このようにして「App1ServerApp」を起点とする接続を、アプリケーションシステムを仲介する形でデザインしておき、のちにアプリケーションシステム同士の接続を定義することで全体の整合性を取っていきます。なお、2つの設定を行うと図16のようになります。

図16:アプリケーションシステムのコンシューマエンドポイントの定義
図16:アプリケーションシステムのコンシューマエンドポイントの定義

外部アプリケーションシステムからの接続受け入れ

 今度は、アプリケーションシステムの外側から接続依頼がくるケースの接続を作成します。例えば「App2ServerApp」が外から接続を受け付けている部分がこれにあたります。図9に示すシステムダイアグラムを開いてみましょう。「App2ServerApp」にはWebService1という名前のWebサービスプロバイダエンドポイント(図9では「App2ServerApp」の箱の左側にある水色の丸のこと)があるはずです。ここに対してアプリケーションシステム → アプリケーションという経路を設定していきます。図9で示す「App2ServerApp」のWebService1というWebサービスプロバイダエンドポイントを右クリックして[プロキシエンドポイントの追加]を選択します(図17)。

図17:プロキシエンドポイントの追加
図17:プロキシエンドポイントの追加

 図18に示すように、アプリケーションシステムからアプリケーションの方向へ接続が定義できました。

図18:プロキシエンドポイントの追加作業後の状態
図18:プロキシエンドポイントの追加作業後の状態

 図10に示すシステムダイアグラムに対しても同様に作業を行うと、図19のようになると思います。

図19:外部Webサービスシステムダイアグラムの編集結果
図19:外部Webサービスシステムダイアグラムの編集結果

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連載:Visual Studio Team System 2008 Architecture Editionを使ってみよう

著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

  • WINGSプロジェクト りばてぃ/FUJIKO/ナオキ(リバティ, フジコ, ナオキ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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