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Java開発者のためのCurl入門(AD)

Java開発者のためのCurl入門-CSVファイルの読み込みとグラフ表示

第5回

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3.サーバーサイドのデータをグラフ化する

 RecordSetのインスタンスを作成出来てしまえば、グラフ化までの手数は少なくて済みます。

 また、連載の第2回で紹介したJSONを利用したサーバーサイドとの連携でも、JSONデータからRecordSetへの変換処理は比較的簡単に行うことができました。

 このように、Curlの中でデータを定義した場合だけではなく、サーバーサイドのデータをグラフ化することも比較的容易に行えるのが分かります。

JSONからRecordSetへの変換コード
|| サーバからのJsonデータの受信
{let empJsonValue: JsonValue =
    {JsonValue-parse
       {url "http://localhost:8080/curl_server/emp.json"}
    }
}

|| Jsonデータを保管するレコード:customers
{let employees: RecordSet =
    {RecordSet
        {RecordFields
              {RecordField "empno", caption = "empno", domain = int}
            , {RecordField "ename", caption = "ename",  domain = String}
            , {RecordField "job", caption = "job",  domain = String}
            , {RecordField "mgr", caption = "mgr",  domain = int}
            , {RecordField "hiredate", caption = "hiredate",  domain = double}
            , {RecordField "sal", caption = "sal",  domain = double}
            , {RecordField "deptno", caption = "deptno",  domain = int}
        }
    }
}

|| Jsonデータをcustomersに追加する
{define-proc public {add-rec
                        empno:int
                        , ename: String
                        , job: String
                        , mgr: int
                        , hiredate: double
                        , sal: double
                        , deptno: int
                    }: void
    let new-rec: Record = {employees.new-record}
    {new-rec.set "empno", empno}
    {new-rec.set "ename", ename}
    {new-rec.set "job", job}
    {new-rec.set "mgr", mgr}
    {new-rec.set "hiredate", hiredate}
    {new-rec.set "sal", sal}
    {new-rec.set "deptno", deptno}
    {employees.append new-rec}
}

{for emp: JsonObject in empJsonValue do
    let empno: int = 0
    let ename: String = {String}
    let job: String = {String}
    let mgr: int = 0
    let hiredate: double = 0
    let sal: double = 0
    let deptno: int = 0
    set empno = {emp.get "empno"}
    set ename = {emp.get "ename"}
    set job = {emp.get "job"}
    set mgr = {emp.get "mgr"}
    set hiredate = {emp.get "hiredate"}
    set sal = {emp.get "sal"}
    set deptno = {emp.get "deptno"}
    {add-rec empno, ename, job, mgr, hiredate, sal, deptno}
}

4.まとめ

 Curlでは、CSVファイルにアクセスするためのURLが分かっていれば、容易にグラフ化を行うことができます。Strutsでできたアプリケーションであっても、CSVファイルをダウンロードするURLが分かっていれば同様に可能です。また、サーバーサイドのデータをグラフ化することも容易に行えます。既存アプリのビューとしてCurlを利用するのも面白いのではないでしょうか。

 次回は、JavaとCurlの文法などの比較を行います。

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Java開発者のためのCurl入門連載記事一覧

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この記事の著者

木村聡(キムラサトシ)

2000年からJavaによるWeb開発に携わる。Seasarプロジェクトコミッタであり、コミッタとしての経験をもとに現在は仕事としてフレームワークの開発を行っている。著書に、「Javaフレームワーク開発入門」や「Eclipseで学ぶはじめてのJava」等がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/3542 2009/02/09 14:00

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