はじめに
前回では、Catalystからちょっと離れて、MooseなどのPerlのオブジェクト指向について紹介しました。またモデルの概要についても簡単に紹介しました。
本記事では、モデルを使ったプログラミングについて、サンプルを交えつつ説明していきます。
対象読者
- Perlで簡単なスクリプトを作成したことのある方
- データベースについて初歩的な知識のある方
- Webアプリケーションの基本的な仕組み(HTTPリクエスト、レスポンスなど)についての知識のある方
これまでの連載
- 初めてのCatalyst入門(1) PerlによるWebフレームワークCatalystとは?
- 初めてのCatalyst入門(2) Catalystアプリはどのように作るのか?
- 初めてのCatalyst入門(3) 処理の入り口はアクション
- 初めてのCatalyst入門(4) URLパスとリクエストパラメータ
- 初めてのCatalyst入門(5) フロー制御とChainedアクション
- 初めてのCatalyst入門(6) Perlのオブジェクト指向とモデル
必要な環境
本連載で紹介するサンプルなどで実行している環境は次の通りです。
CentOS 5.3
- Perl 5.8.9
- Catalyst 5.80013
また、動作確認を行ったWindowsの環境は次の通りです。
Windows Vista
- ActivePerl 5.8.9 Build 826
- Catalyst 5.80011
- SQLite3 3.6.22
SQLite3はSQLiteのダウンロードサイトよりダウンロードしたexeファイルを、パスの通っているフォルダに置いて実行しました。