現在のWebテクノロジの現実解
続いて、小野さんから現実解に関する説明を行いました。
これからどう取り組めばよいか?
小野:さまざまな技術がある中で、これから取り組んでいくにはどうすればよいのかを簡単に分類します。
- Webアプリ経験者、もしくはこれから動的アプリケーションを書く場合は「WebMatrix」(PHP開発者もすんなり入れます)
- Windowsアプリ経験者で、Web未経験者はイベントドリブン「WebForm」
- JavaやRubyでWeb開発の経験がある方は「MVC」
- クライアントサイドの実装はできるけど、簡単にデータのやり取りをしたい場合は「Data Services」
- データの構造が分かっていて、小さなRIAアプリを構築したい場合は「LightSwitch」
- エンタープライズ向けのRIAアプリを開発したい場合は「Silverlight」
すでに取り組んでいる場合は、そのまま突っ走ってください(会場:笑)。
チームのスキルを見て技術を選ぶ必要があります。チームに慣れているものを変えてまで新しい技術に取り組む必要はないと思います。例として、Web Formのレンダリング方式を見てみます。ASP.NET 3.5から4にかけて、Web Formのレンダリング方式はほぼすべて見直され、よりWeb標準に沿ったHTMLを出力するようになっています。
この点から、MVCが出たからといって、Web FormからMVCにすぐに移行する必要はないのではないでしょうか。
すべての技術のコアは同じ
小野:バックにASP.NETが動いている場合、サーバー側でリクエストを受け付け、レスポンスを返す仕組みは共通です(認証、承認、セッションなど基本となる部分も共通)。この技術のコアとなる部分(具体的に言うとHttpApplicationやHttpContext)を理解すると、新しい技術が出たときに差分だけを押さえるだけで良くなります(図5)。

コアの部分をしっかりと理解しましょう!
