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イベントレポート(AD)

FileMaker Goでモバイルにデータベース運用
業務適用例のセッションで示された数多くの可能性

「FileMakerカンファレンス2010」レポート(2)

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日本でのFileMaker最大のイベントに成長
運用面での課題残すも今後に期待

 FileMakerカンファレンスの全体までのレポートはできない点はご了承いただきたいが、FileMakerの開発者やユーザにとって有益なイベントになったのは間違いない。最近では各地にユーザグループが発足し活発に活動を続けている。ユーザグループのような気軽なイベント、そしてTechNetメンバーに提供されているワークショップでしっかり勉強するということに加えて、FileMaker社からのアナウンスメントや同業者が集まる機会としてのカンファレンスで、より一層のコミュニティ集約が可能になっている点で高く評価できるイベントである。米国では毎年Developer Conferenceが開かれているものの、日本からの参加は決して多くない。そのような中で、日本のコミュニティを活性化させる大きなきっかけとしての役割は果たしたと言える。

 一方、今回はFBAメンバーによる展示のスペースがあまりに狭く、またセッション会場の人の流れと共通化されていることもあって、ゆっくりと展示スペースで話を聞くことが難しく、会場の出入りもスムーズでなくなるといった点があった。これは出展する側も、来場者側にもマイナス点である。セッション前のアナウンスの不整合など、準備面でもいくつか課題があった。

 いずれにしても、FileMaker社が主導する多くの人が集まるイベントは重要であることは間違いない。また、翌日に開催された全国ユーザグループミーティングも全国各地のユーザグループが集まり、北陸や四国でのユーザグループ結成や、カンファレンススピーカーへの質問大会など、リラックスした雰囲気で交流を深めることができた。FileMaker Goという新たな製品による新たな期待がビジネスへつなげるには、イベントを通じた告知は1つのキーになるはずだ。多数のユーザを集めた今年の成果を、FileMaker社も関連会社もビジネス的な結果につなげることが重要である。

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この記事の著者

新居 雅行(ニイ マサユキ)

 テクニカルライター、デベロッパー、コンサルタントとして、Mac OS X、iPhone、FileMakerを中心に活動している。近著には「新 リレーションで極めるFileMaker」(共著/ラトルズ)、 「FileMaker Server大全」(ラトルズ)、「Mac OS Xシステム管理」(ラトルズ)、「iPhoneアプリケーションプログラミング」(技術評論社)がある。FileMaker 9 Certified Developer、Apple Certified System Administorator 10.6、Apple Certified Trainier 10.6、Microsoft Certified Trainer、Microsoft Certified Technology Specialist、Microsoft Certified Application Specialist。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/5551 2010/11/03 14:00

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