Adobe Protoを使ったワイヤーフレームの作成(1)ストロークジェスチャーを使う
Adobe Protoでは、ドキュメントでなく「プロジェクト」単位で作業を行います。画面下の[+]ボタンをクリックして、Adobe Protoプロジェクトを開始します。
グリッドを設定する画面が表示されます。デフォルトでは、幅960ピクセル、12カラム、カラム間隔:20ピクセルです。ちなみに、カラム間隔は「gutter」と言いますが、ボーリングのレーンの両端にある溝にボールが入ることを「ガター」(ガーター)と言いますよね。これと同じです。
[Create]ボタンをタップして進めましょう。
次のように、最低限覚えておきたい機能に関するガイドが表示されます。
タップしてガイドを消し、すぐにスタートしてもいいですが、それぞれのガイドでは次のように説明されています。
- Switch between Select & Pan/Zoom Mode:タップして選択ツール、移動ツールを切り替える
- Insert Form Elements:フォーム部品を挿入する
- Insert Widgets:ウィジェットを挿入する
- Preview:プレビューモードを表示する
- Manage Pages:ページに関する設定を行う
いよいよワイヤーフレームの作成開始です。現在、鉛筆のアイコンが選択され、画面下中央には「Gesture Guide」(ジェスチャーガイド)が表示されています。
ジェスチャーガイドのDIVにならって、指先で四角形を描いてみましょう。
指を離すと一瞬でカッチリした正方形に変わります。さらに、背面のピンクのバー(グリッド)に吸着しています。
このように、ストロークジェスチャーと呼ばれる指使いによって、画像(×)、ビデオ(▲)、見出し(波線)のようにアイテムを挿入していくことができるのです。この作業は、なかなか楽しいものです!
そのほか、次のストロークジェスチャーが用意されています。
PARAGRAPH | 段落テキスト | |
NAV BAR | 横並びのナビゲーションバー | |
VERT NAV BAR | 縦並びのナビゲーションバー | |
TEXT FIELD | フォームのテキストフィールド | |
TEXT AREA | フォームのテキスト領域 | |
CHECK BOX | フォームのチェックボックス | |
HR RULE | 水平線 | |
VERT RULE | 垂直線 | |
TABLE | テーブル | |
DROP DOWN | フォームのドロップダウンメニュー | |
BREADCRUM | パンくずリスト |