4)作成する仮想マシンの情報を入力し、仮想マシンを作成する
仮想マシン作成ダイアログの左側のメニューは、仮想マシンの作成ソースのカテゴリが表示されています(図7)。[ALL]はすべてのソース、[PLATFORM IMAGES]はマイクロソフトとマイクロソフトのパートナーが提供しているイメージ、[MY IMAGES]はカスタマイズしてキャプチャーしたオリジナルのソース、[MY DISKS]はイメージ化していないVHDが表示されます。
仮想マシンの作成ダイアログで[Windows Server 2012, August 2012]を選択し、[→]ボタンをクリックします(図8)。
仮想マシンの作成ダイアログのVM Configurationで、仮想マシン名とパスワード、仮想マシンサイズを指定します(図9)。ここで指定した仮想マシン名が、仮想マシンのホスト名とWindows Azure内のDNSに登録されます。
仮想マシンの作成ダイアログのVM Modeで、仮想マシンをどのクラウドサービス(DNS名)に紐付けるのかを指定し、VHDを保存するストレージアカウントとリージョンを指定します(図10)。[STANDALONE VIRTUAL MACHINE]を選択すると、新たに作成するクラウドサービス名を指定することになります。[CONNECT TO EXISTING VIRTUAL MACHINE]を選択すると既存のクラウドサービスの中から紐づけるクラウドサービスを選択することになります。
仮想マシンの作成ダイアログのVM Optionsで、アベイラビリティ・セットを設定できます(図11)。ここまでで仮想マシンを作成するための設定が完了したので、チェックボタンをクリックして仮想マシンの作成を開始します。
仮想マシンの作成を開始すると、仮想マシンの作成ダイアログが閉じ仮想マシン一覧が表示されます。仮想マシン一覧に先ほど設定した仮想マシンが表示され、ステータスが[Starting]と表示されます(図12)。作成している仮想マシンがWindowsの場合、使用できるようになるまで15分ほどかかります。
5)作成した仮想マシンにリモートデスクトップで接続する
作成した仮想マシンに接続するには、リモートデスクトップで自分で必要な接続情報を入力して接続する方法と、Windows Azure管理ポータルからリモート接続用のrdpファイルをダウンロードして接続する方法(注1)があります。
自分で入力するはずの接続情報が、rdpファイルとして自動生成されただけで特別な記載があるわけではありません。
自分で接続情報を入力して仮想マシンに接続するには、自動で作成されているリモートデスクトップのエンドポイントの設定を参照し、設定された外部ポートを確認します。接続ポートを確認するために、接続したい仮想マシンを仮想マシン一覧から選択します。接続したい仮想マシンのダッシュボードが表示されるので、上部メニューから[ENDPOINTS]を選択します(図13)。
定義されているエンドポイント一覧が表示されます。仮想マシンを作成した直後には、リモート接続用のエンドポイント[RemoteDesktop]のみが定義されています。[PUBLIC PORT]を確認します(図14)。
リモートデスクトップクライアントで、仮想マシンが紐づいているDNS名とPublic Port番号で仮想マシンに接続します(図15)。
一方で、Windows Azure管理ポータルからリモート接続用のrdpファイルをダウンロードして、仮想マシンに接続するには、仮想マシンのダッシュボードを表示します。仮想マシンのダッシュボードページの下部メニュバーから[CONNECT]ボタンを選択します(図16)。