6. まとめ
以上、Javaを使って、PC上で万華鏡を作りました。簡単な構造によって、美しい幾何学模様を作り出す愉しさと共に、数値モデル、シミュレーションの基礎について、できるだけ簡単に紹介しました。本稿が、シミュレーションのアイディアのきっかけになれば幸いです。
7. 参考資料
シミュレーションは、自然科学から社会科学の問題、各種数値計算手法(例:最適化)などに幅広く使われています。その中で、学習に役立ちそうなものや、気軽に楽しめそうなものをいくつか挙げてみました。
シミュレーション/数値計算
本稿では、決定的なプロセスを扱いましたが、確率的なプロセス(反復処理の結果が確率的に定まる)の代表例として、モンテカルロシミュレーションがあります。このサイトでは、乱数発生の手法から、各種シミュレーションの解説(技術系のシミュレーションが中心)まで、盛りだくさんに扱っています。
微分方程式の数値的解法(Euler法~Runge-Kutta法)など、いろいろなアルゴリズムが紹介されています。
グラフィックス処理がメインテーマですが、フラクタル、カオスなどの力学系のシミュレーションも扱っています。
シミュレーションソフト
GUIによる操作で、簡単に物理のシミュレーションが楽しめるソフトです。
万華鏡
麻布十番にある、万華鏡専門店のページです。万華鏡の歴史や、いろいろな万華鏡の解説も載っています。