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万華鏡を題材に学ぶ、シミュレーションの基礎

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5. いろいろな万華鏡

 (4)では、3枚の鏡を三角形に組み合わせた万華鏡(3ミラーシステム)で説明しましたが、そのほかにも、

  • 鏡の枚数/オブジェクトの形状を変える(正/鋭角二等辺/鈍角二等辺三角形、長方形/台形など.)。
  • 鏡の形状を変える(長方形/台形など)。
  • 鏡を曲面(例:円筒状)にする。

などのバリエーションが考えられます。

 ここではいくつかの万華鏡のタイプを例示し、オブジェクトと像の関係をみます(オブジェクトは万華鏡の右に置き、左から覗き込むことを想定しています)。

 下に挙げたものは、(一部を除き)プログラム内のパラメータを変えることで再現できます。

(5.1)オブジェクトが正三角形になるように、鏡を組み合わせたもの
(5.1)正三角形に組み合わされたもの
(5.2)オブジェクトが鋭角二等辺三角形になるように、鏡を組み合わせたもの
(5.2)鋭角二等辺三角形に組み合わされたもの
(5.3)オブジェクトが直角二等辺三角形になるように、鏡を組み合わせたもの
(5.3)鈍角二等辺三角形に組み合わされたもの
(5.4)三角柱の底辺(オブジェクト側)が狭くなったもの(鏡の形状は台形)
(5.4)三角柱の底辺(オブジェクト側)が狭くなったもの
(5.5)三角柱の底辺(オブジェクト側)が広がったもの(鏡の形状は台形)
(5.5)三角柱の底辺(オブジェクト側)が広がったもの
(5.6)オブジェクトが正方形になるように、4枚の鏡を組み合わせたもの
(5.6)4枚の鏡が正方形に組み合わされたもの
(5.7)鏡を円筒状にしたもの
(xxx)曲がった鏡が円筒状に組み合わされたもの

 以上の他にも、様々なバリエーションが考えられます。プログラムで設定した前提を変えることで、シミュレーションでしか作れないようなユニークな万華鏡ができるかもしれません。興味のあるかたは、いろいろと試してみてください。

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6. まとめ

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この記事の著者

amanojackun(アマノジャクン)

大学卒業後、ウェブ/マーケティング系を中心に、統計解析/シミュレーションに携わっています。ここでは、「サイエンスと他分野の接点」という観点から記事を書かせていただきました。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7447 2013/11/29 14:00

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