セクションレポートのグラフ 2
データソースの設定
グラフウィザードの「系列」タブを開きます。グラフとして出力するデータソースの設定や表示したいフィールドの設定はここで行います。
最初に、グラフにデータソースを設定します。「データソース」の項目の「…」ボタンをクリックすると、データソースダイアログが表示されます。
セクションレポートのグラフは、基本的にレポートとは独立しており、レポート本体のデータソースと別個にデータソースを設定する必要があります。データソースダイアログの設定方法はセクションレポート本体の設定方法と同様なので、第1回を参照してください。
系列の設定
データソースを設定したら、使用する「系列」と、各系列にデータをバウンドする設定を行います。
「系列」とは、折れ線グラフでいうと1つの折れ線に相当します。下図の「仙台の気候」グラフでは、最高気温、平均気温、最低気温の3つが折れ線で表されています。それぞれの線が1つの系列になります。
また、棒グラフで「降水量」が表されています。これも1つの系列になります。つまりこのグラフには、折れ線グラフの「最高気温」「平均気温」「最低気温」の系列、棒グラフの「降水量」の系列が含まれています。
なお、Chartコントロール配置時に表示されるグラフウィザードでは、「系列」の項目にはデフォルトで3個の系列が含まれております。追加ボタンや削除ボタンを使って、表示したいグラフの数にあわせて系列を設定します。
系列のプロパティとデータバウンドの設定
「仙台の気候」のグラフに折れ線グラフと棒グラフが含まれているように、グラフの種類によっては1つのChartコントロール内に複数の種類のグラフを混在させることができます。混在できるグラフの種類に関しては、製品ヘルプの[概念]-[セクションレポートの概念]-[グラフ]-[グラフの種類]を参照してください。
一部の系列に対してのみグラフの種類を変更したい場合、一覧の中から系列を選択し、「プロパティ」項目の「グラフの種類」を変更します。
最後に、系列にデータをバウンドします。
データソースが正しく設定されていれば、「データバウンド」のコンボボックスの選択リストにデータソース内のフィールドが表示されます。グラフのX値、Y値として適切なフィールドを選択します。一般にY値には数値を表すフィールドを設定します。またXYグラフではX値にも数値を表すフィールドを設定します。
実行
設定が完了したグラフを表示すると、下図のようになります。