対象読者
Androidアプリケーションの開発を始めたい方で、JavaとEclipseの基本的な知識がある方を対象とします。
Twitter API
Twitterのほとんどの機能は、Web APIとして公開されています。このAPIを利用すれば、タイムラインの取得やツイートなどをアプリケーションから行うことができます。
Twitter APIのバージョンは、昨年の6月より1.1となっています。旧バージョンから、認証や接続方法などの仕様が変更されています。
OAuth認証
Twitter APIのバージョン1.1では、すべてのAPIで、OAuth認証が必要になりました。OAuth認証とは、異なるWebサービス間で、セキュアにユーザー情報を連携するための仕組みです。
TwitterなどのWebサービスを利用するためには、通常、それぞれのサービスごとにユーザーIDやパスワードなどを入力して認証する必要があります。それが、OAuth認証を利用すると、IDやパスワードを一度入力して認証するだけで、各Webサービスでユーザー情報を共有することができます。
OAuth認証を使えば、「あるWebサービスに投稿すると同時にTwitterやFacebookにも投稿する」「TwitterのIDで別のサービスにログインする」といったことが可能になります。
Twitter4J
Twitter APIはWeb APIですので、これまでの記事と同様の方法で利用することができます。ただし、JavaにはTwitter4Jというライブラリがあります。Twitter4Jライブラリを使えば、OAuth認証などの面倒な処理も、簡単な記述で済ませることができます。今回のアプリでは、この優れたライブラリを使うことにします。
トレンドTwitter検索アプリ
今回のアプリは、Twitterのトレンドのキーワードを元に、ツイートを検索して、一覧表示するものです。
アプリケーションの作成は、次のような手順になります。今回は、1~7までを解説することにします。
- アプリケーションの登録
- Access tokenの取得
- プロジェクトの新規作成
- Twitter4Jライブラリの追加
- permissionの追加
- レイアウトの変更
- コードの追加(Twitterオブジェクトの生成)