SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Web APIで楽々Androidアプリ

AndroidアプリからTwitter APIを利用するには

Web APIで楽々Androidアプリ(10)


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Android端末の通信機能と、国内外のさまざまなサイトで提供されているWeb APIを活用すれば、楽しいアプリをかんたんに作ることができます。この連載では、多種多様なWeb APIの紹介と、そのAPIを利用したサンプルアプリの制作を通じて、Androidアプリの実践的な開発を解説します。今回は、Twitterと連携するためのAPIを利用して、Twitterの情報を表示するアプリを作成してみます。なお、記事に添付しているサンプルには、次回以降に説明するコードも含まれています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

対象読者

 Androidアプリケーションの開発を始めたい方で、JavaとEclipseの基本的な知識がある方を対象とします。

Twitter API

 Twitterのほとんどの機能は、Web APIとして公開されています。このAPIを利用すれば、タイムラインの取得やツイートなどをアプリケーションから行うことができます。

 Twitter APIのバージョンは、昨年の6月より1.1となっています。旧バージョンから、認証や接続方法などの仕様が変更されています。

OAuth認証

 Twitter APIのバージョン1.1では、すべてのAPIで、OAuth認証が必要になりました。OAuth認証とは、異なるWebサービス間で、セキュアにユーザー情報を連携するための仕組みです。

 TwitterなどのWebサービスを利用するためには、通常、それぞれのサービスごとにユーザーIDやパスワードなどを入力して認証する必要があります。それが、OAuth認証を利用すると、IDやパスワードを一度入力して認証するだけで、各Webサービスでユーザー情報を共有することができます。

 OAuth認証を使えば、「あるWebサービスに投稿すると同時にTwitterやFacebookにも投稿する」「TwitterのIDで別のサービスにログインする」といったことが可能になります。

Twitter4J

 Twitter APIはWeb APIですので、これまでの記事と同様の方法で利用することができます。ただし、JavaにはTwitter4Jというライブラリがあります。Twitter4Jライブラリを使えば、OAuth認証などの面倒な処理も、簡単な記述で済ませることができます。今回のアプリでは、この優れたライブラリを使うことにします。

トレンドTwitter検索アプリ

 今回のアプリは、Twitterのトレンドのキーワードを元に、ツイートを検索して、一覧表示するものです。

起動時
起動時
トレンドTwitter表示
トレンドTwitter表示

 アプリケーションの作成は、次のような手順になります。今回は、1~7までを解説することにします。

  1. アプリケーションの登録
  2. Access tokenの取得
  3. プロジェクトの新規作成
  4. Twitter4Jライブラリの追加
  5. permissionの追加
  6. レイアウトの変更
  7. コードの追加(Twitterオブジェクトの生成)

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
Twitter APIを利用する準備

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Web APIで楽々Androidアプリ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高江 賢(タカエ ケン)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/7801 2014/07/17 20:08

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング