コンポーネントの追加
コンポーネントを追加したいスプライトの選択
キャラクターなどのスプライトにつけることができる物理演算などを「コンポーネント」と呼びます。
Sceneウィンドウで少年のスプライトをクリックするか、Hierarchyウィンドウでcharactorを選択します。
コンポーネントの追加
キャラクターを選択した状態で、画面右のInsectorウィンドウの「Add Component」をクリックします。「Physics 2D」で2Dゲーム用の物理効果を追加します。
Physics 2Dから「Rigidbody 2D」をクリックします。
InspectorウィンドウにRigidbody 2Dが追加されました。
動きを見てみる
ゲームを実行すると、画像のようにキャラクターが下方向に落下していってしまいます。これはキャラクターがコンポーネントの影響で重力を受けて落下していったためです
続いて、キャラクターが地面に着地するように、キャラクターと地面にコンポーネントを追加します。
ゲームの実行を終了します。
Box Collider 2Dの追加
キャラクターを選択した状態で再び「Add Component」-「Physics 2D」を選択します。今度は「Box Collider 2D」を選択します。
続いてSceneウィンドウで床をクリックするか、Hierarchyウィンドウでfloorを選択します。キャラクター同様にBox Collider 2Dを追加します。
再びゲームを実行
再びゲームを実行してみます。今度は床をすり抜けずにキャラクターが床に着地しました。
今回のサンプルはここで終了です。
以下で今回のサンプルの解説を行います。
解説
今回のサンプルで出てきた用語や処理を解説します。
それぞれの用語・処理にはそれ以外の使い方もありますが、それらは今後サンプルで利用するごとに補足していきます。
スプライト(Sprite)
キャラクターや障害物など画面に表示する画像などをスプライトと呼びます。
Sceneウィンドウ
画面にキャラクターを配置するなどWYSIWYGで編集可能なウィンドウです。
Hierarchyウィンドウ
画面に配置されたスプライトなどを一覧表示することができるウィンドウです。
Sceneウィンドウで重なりあったスプライトなどを選択する際にも便利です。
Inspectorウィンドウ
スプライトにコンポーネントを追加することができます。
コンポーネント
スプライトに追加できる物理効果などです。
Physics 2D
Unityの2Dゲーム開発機能用の重力処理です。Physics 2Dを追加されたスプライトは重力による落下などの影響を受けます。
Box Collider 2D
Unityの2Dゲーム開発機能用の正方形の衝突処理です。Box Collider 2Dを追加されたスプライト同士は通り抜けずに衝突します。
ゲームの実行
ゲームを実行するとGameウィドウでゲームの動作を確認することができます。実行中に加えた位置やプロパティの変更はゲーム終了時に初期化されるので注意しましょう。
まとめ
今回はUnityの2Dゲーム開発機能の画面にキャラクターを配置して簡単な物理処理を追加しました。次回はキー操作に合わせてキャラクターを動かすプログラムを記述する方法を紹介します。