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Android Studio 2で始めるアプリ開発入門

Androidアプリ処理の基本 ~ イベントとリスナ

Android Studio 2で始めるアプリ開発入門 第5回


onCreate

 それでは、Javaのソースコードを見ていきましょう。HelloSampleActivityクラスを見ると、あらかじめ以下のように記述されています。

リスト3 HelloSampleActivityの初期状態
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
    super.onCreate(savedInstanceState); // (1)
    setContentView(R.layout.activity_hello_sample); //(2)
}

 このonCreate()というメソッドは、Androidアプリが起動すると、まず実行されるメソッドです。なので、画面作成やデータの用意など、初期処理として必要なものはこのメソッドに書く必要があります。

 ここで、あらかじめ記述されている2行について説明しておきます。

 (1)は親クラスのonCreate()メソッドを呼び出しています。アクティビティクラスはActivityクラス(またはその子クラス)を継承して作る必要があります。onCreate()メソッドはActivityクラスで定義されているメソッドで、それをオーバーライドする形で記述します。ところが、ActivityクラスのonCreate()も処理しておく必要がありますので、この記述が必要なのです。

 (2)はこのアプリで表示する画面を設定しています。今回は、activity_hello_sample.xmlに記述したものを画面として使うので、引数を「R.layout.activity_hello_sample」としています。この「R.…」という記述については、次節で解説します。

[Note] AppCompatActivity

  Android Studioのウィザードに従ってプロジェクトを作成すると、アクティビティクラスの親クラスはAppCompatActivityとなっています。AppCompatActivityはサポートライブラリを利用するための基本となるアクティビティクラスです。サポートライブラリとは、新しいAPIレベルで追加された機能を古いAPIレベルでも使えるようにしたり、その他便利な機能が含まれています。

R値

 さて、「R.layout.activity_hello_sample」という記述ですが、これは、Rクラス内の定数を表します。

 Android開発では、resフォルダ内のファイルやそのファイル中に記述された「@+id」の値などは、Androidアプリの管理対象として扱います。

 管理がしやすいようにAndroidでは、そのファイルや値を識別するためのint型定数をR.javaというファイルに、Android Studioが自動追記する仕組みとなっています。これによって、アプリ内では、Rクラス中の定数(これをR値と呼ぶことにします)を使ってリソースをやり取りできるのです。

 例えば、「R.layout.activity_hello_sample」という記述は、「res/layout/activity_hello_sample.xml」ファイルを指す定数です。

[Note] 「Rクラスが見つかりません」

 Android開発を行っていくと、R値を指定したところ、よく見かけるコンパイルエラーとして「Rクラスが見つかりません」というのがあります。これは、レイアウトxmlやstrings.xmlなどのxmlファイルの記述ミスが原因のために、Rクラスが自動生成されないことが原因です。この場合は、Android Studio内のRクラスを探し出して修正したとしても意味がありません。xmlの記述が正しいかどうかを確認してください。

 なお、Android StudioではR.javaは

app/build/generated/source/r

 配下のパッケージ内に作成されます。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。Web系製作会社のシステム部門、SI会社を経てフリーランスとして独立。屋号はSarva(サルヴァ)。HAL大阪の非常勤講師を兼務。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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