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最先端テクノロジーに対応した高速・軽量なJavaScript UIライブラリ「Wijmo」の活用(AD)

「Wijmo(ウィジモ) 5」に追加されたツリー表示部品TreeViewの利用法

ECMAScript 5に準拠した高速・軽量なJavaScript UIライブラリ「Wijmo 5」の活用 第11回

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属性を指定してTreeViewをカスタマイズ

 以下では、表1で紹介したTreeViewの機能を設定する方法を説明していきます。なお以下のサンプルでは、表2のdisplayMemberPathとchildItemsPath属性は記述せず、デフォルト値を利用します。

TreeViewに画像を設定

 TreeViewのノードには、図3のように画像を表示できます。

図3 TreeViewのノードに画像を表示(002-image)
図3 TreeViewのノードに画像を表示(002-image)

 まずリスト4のように、階層データに画像ファイルパスを指定する属性名(「iconImage」)をimageMemberPath属性に指定します。

リスト4 imageMemberPath属性の指定(002-image/src/app/app.component.ts)
<wj-tree-view
  [itemsSource]="treeItems"
  [imageMemberPath]="'iconImage'">
</wj-tree-view>

 リスト4の指定に従って、階層データのiconImage属性に、リスト5のように画像ファイルパスを記述します。

リスト5 表示データに画像ファイルのパスを指定(002-image/src/app/app.component.ts)
{ header: "みかん", iconImage: "img/orange.png" },
{ header: "りんご", iconImage: "img/apple.png" },

TreeViewにチェックボックスを表示

 図4のようにTreeViewの各ノードにチェックボックスを表示して、チェック状態を取得したり、一括で選択/選択解除したりするよう設定できます。

図4 チェックボックスの表示(003-checkbox)
図4 チェックボックスの表示(003-checkbox)

 チェックボックスを表示するには、リスト6のようにshowCheckboxes属性にtrueを設定します。なお、「#treeView1」は、後述の実装でTreeViewを「treeView1」という名前で参照するための記述です。

リスト6 showCheckboxes属性の指定(003-checkbox/src/app/app.component.ts)
<wj-tree-view
  #treeView1
  [itemsSource]="treeItems"
  [showCheckboxes]="true">
</wj-tree-view>

 TreeViewのcheckAllItemsメソッドでチェックボックスの全選択/全選択解除ができます。引数にtrueを渡すと全選択、falseを渡すと全選択解除になります。サンプルではリスト7のように、ボタン押下時にcheckAllItemsメソッドが実行されるようにしています。

リスト7 ボタン押下でcheckAllItemsメソッドを実行(003-checkbox/src/app/app.component.ts)
<button (click)="treeView1.checkAllItems(true)">全選択</button>
<button (click)="treeView1.checkAllItems(false)">全選択解除</button>

 チェックされたノードのリストは、checkedItemsプロパティで取得できます。サンプルではAngularの*ngForディレクティブを利用して、チェックされたノードを一覧表示しています。詳細はサンプルコードを参照してください。

TreeViewを編集可能にする

 図5のようにTreeViewのノードのクリックやF2キー押下で、ノードの文字列を編集できるように設定できます。

図5 TreeViewのノードを編集(004-edit)
図5 TreeViewのノードを編集(004-edit)

 ノードを編集可能にするには、リスト8のようにisReadOnly属性をfalseに設定します。

リスト8 isReadOnly属性の指定(004-edit/src/app/app.component.ts)
<wj-tree-view
  [itemsSource]="treeItems"
  [isReadOnly]="false">
</wj-tree-view>

TreeViewをドラッグアンドドロップ対応にする

 図6のようにTreeViewのノードをドラッグアンドドロップできるように設定できます。

図6 TreeViewでノードをドラッグアンドドロップ(005-dragdrop)
図6 TreeViewでノードをドラッグアンドドロップ(005-dragdrop)

 ノードをドラッグアンドドロップ可能にするには、リスト9のようにallowDragging属性をtrueに設定します。

リスト9 allowDragging属性の指定(005-dragdrop/src/app/app.component.ts)
<wj-tree-view
  [itemsSource]="treeItems"
  [allowDragging]="true">
</wj-tree-view>

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この記事の著者

WINGSプロジェクト  吉川 英一(ヨシカワ エイイチ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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