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キーパーソンインタビュー(AD)

開発で培った知見は最初からフルオープン TISが技術ナレッジサイト「Fintan」で目指す世界とは

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開発とアウトプットはセット 発信が振り返りにつながる

──Fintanを運営しているTISのテクノロジー&イノベーション本部(T&I)について教えてください。

北:T&Iは「技術による既存事業の強化」「将来の事業の核となる技術の研究開発」「先進技術を用いた将来に成長を見込める新規事業の立ち上げ」をミッションにしています。下部組織にはテクノロジー&イノベーション推進室、デザイン&エンジニアリング部、加えて開発基盤センター、戦略技術センター、インキュベーションセンターと3つのセンターがあります。人員構成ではエンジニアが3分の2で多くを占め、他にはデザイナー、リサーチャー、ビジネスに関わる人がいます。

秋里:T&Iのスローガン「Create and Boost Business with Technology」が表すように、技術で事業を創造し、加速させるところが特徴です。技術の開発、技術の研究、技術で新規事業に取り組んでいる組織が中心となって、Fintanを生み出しています。

──Fintanの運営にはどのような狙いがありますか?

北:1点目は「共有・再利用によるTIG(TISインテックグループ)の開発競争力強化」です。共有・再利用の効果が高いものはすべてFintanに掲載するという方針です。2点目が「共通認識の深化・拡大によるWin-Win関係の構築」で、あらゆる人々がコンテンツを活用することで成果を最大化し、生産性や品質を高める好循環を生むことを目指しています。3点目が「外部から見たTIGの技術力・イノベーション力の評価向上」で、我々の活動を広く世の中に知ってもらい、一緒に働く仲間を増やしたいと思っています。

──実際にFintanはどのような体制で運営していますか?

秋里:多少の変動はありますが、基本的には4名前後で運営しています。コンテンツ執筆は運営とは別として、T&Iのほか、TISインテックグループのさまざまな組織から寄せてもらい、サイトに掲載しています。あとサイトの見せ方や改善はT&Iエンジニアが中心となり、トライアンドエラーを繰り返しています。自分たちの資産なので好きなようにチャレンジできるのも特徴です。

──コンテンツを執筆する側のエンジニアの意欲はどうですか?

秋里:最近「みんなでFintanを盛り上げたい!」と声をかけたら、「こんな企画をやりたいです」と自主的な申し出が増えてきました。すごくうれしいです。アウトプットしようという文化が根付き始めました。

北:若手が「自分も」と言い出し始めたのはここ最近です。Qiitaでも何でも、何を出すか出さないかを考えるより、始めから出し続けるように意識してもらいたいですね。

秋里:Fintanに書くことで、案件を終えた後の振り返りになるというのもいい効果だと思います。案件とアウトプットはセット。他の案件と完全に内容がかぶっていれば別ですが、私たちが携わる開発にそういうことは滅多にありませんので。インターネットにアウトプットしていく習慣、出しても平気だというマインドにしていけるように意識しています。

北:公開することはいいことしかないです。悪いことは思いつきません。

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エンジニアたちが自主的にアウトプットする文化が芽生えてきた

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

関口 達朗(セキグチ タツロウ)

フリーカメラマン 1985年生まれ。東京工芸大学卒業後、2009年に小学館スクウェア写真事業部入社。2011年に朝日新聞出版写真部入社。2014から独立し、政治家やアーティストなどのポートレート、物イメージカットなどジャンルを問わず撮影。2児の父。旧姓結束。趣味アウトドア。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

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