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話題のあのサービスのインフラ運用に迫る! インシデント管理ツール「PagerDuty」活用(AD)

PagerDutyでオンコールの負担を大きく軽減!エンジニア横断で対応するココナラのインシデント対応

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 デザインやWebサイト制作といった仕事や、プライベートからビジネスまでの相談を気軽に依頼できるマッチングサービスを提供する株式会社ココナラ。最近では個人向けだけでなく、法人向けのサービスも展開している。同社では、ITインフラ運用において、多種多様なアラートを管理し、適格なアクションを割り当てられるインシデント管理ツール「PagerDuty」を活用している。株式会社ココナラのシステムプラットフォームグループ 兼 情報システムグループのGroup Managerである川崎雄太氏に、PagerDutyの活用状況を聞いた。

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エンジニアの半数以上が交代制でオンコール当番を担当

 株式会社ココナラの主な事業は4つ。テレビCMでもおなじみの日本最大級のスキルマーケット「ココナラ」と、3,000名以上の弁護士に相談できる「ココナラ法律相談」、2021年に開始した法人購入者向けに特化した「ココナラビジネス」、そして2022年に開始したITフリーランスと企業の業務委託案件をつなぐ「ココナラエージェント」だ。

 川崎氏は、株式会社ココナラに2020年に入社。同社が提供するプロダクトのインフラ部門と社内情報システム部門を率いている。事業の成長のためにはプロダクトを支える堅牢性とアジリティの高い基盤が必要だと考え、さまざまな技術課題の解消に日々取り組んでいる。川崎氏は「個人向けだけでなく、法人向けの事業にも注力し『ココナラ経済圏』のようなものを作ってどんどんプロダクトを成長させていくのが直近の動きです」と語る。

株式会社ココナラ システムプラットフォームグループ 兼 情報システムグループ Group Manager 川崎雄太氏
株式会社ココナラ システムプラットフォームグループ 兼 情報システムグループ Group Manager 川崎雄太氏

 ココナラの各プロダクトはAWS上で稼働している。川崎氏は「システム構成としてはAmazon EC2やコンテナなどの環境で、プロダクト自体はAWS上で完結しています。ほかに、分析基盤はGoogle Cloud、検索基盤はElastic Cloudと、各種クラウドサービスのいいところをうまく活用しています」と説明した。

 成長を支えるエンジニアの人数も増えている。在籍エンジニアは、川崎氏が入社した2年前は30名強だったが、2022年12月時点で60名を超えている。エンジニア組織としては、フロントエンド、バックエンドといった領域に分かれ、プロダクトインフラと社内情報システムの領域を担うのが川崎氏のグループだ。現在も積極的にエンジニアの採用活動をしており、川崎氏もイベントへの登壇やテックブログ・事例掲載の寄稿、インタビューなどでの情報発信によって貢献している。

 インフラ運用は、インフラエンジニアだけでなく、フロントエンドやバックエンド領域のエンジニアも担当する。

 川崎氏は「40名弱のエンジニアがシステム運用に携わっています。24時間・365日稼働しなければならないプロダクトなので、インフラのメンバーだけでは対応できません。日々のオンコール当番を設定しており、開発メンバーも保守を担当することがあります。インフラだけでなく、アプリケーションのトラブルもあり、また新しく入社する人もいますので、オンコール当番は技術領域や習熟度によってバランスよくなるよう工夫しています」と述べた。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

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関口 達朗(セキグチ タツロウ)

フリーカメラマン 1985年生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。大学卒業後、小学館スクウェア写真事業部入社。契約満期後、朝日新聞出版写真部にて 政治家、アーティストなどのポートレートを中心に、物イメージカットなどジャンルを問わず撮影。現在自然を愛するフリーカメラマンとして活動中。

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