開発者が教える、「Forguncy 10」の魅力──5つの"推し機能"を紹介
最後に登壇したのは、メシウス株式会社 Enterprise Solutions事業部 製品企画部 プロダクトエンジニアの大島治彦氏。「Forguncy 開発担当が推す V10で注目すべき新機能5選とForguncyのこれから」というタイトルでセッションを行った。
大島氏とForguncyの関わりは非常に長く、Forguncyがコードネームで呼ばれていたときからだという。本セッションでは、2024年10月30日に発売されるForguncyの新バージョン「Forguncy 10」について、大島氏が推す5つの機能が紹介された。
第1の推し機能は、リストビューの状態保存機能。以前よりリストビューをカスタマイズすることはできたが、そのビューの状態を保存することはできなかった。「今回のバージョンではリストビュー設定のその他の動作タブの中に『別の状態を保存する』というオプションが追加された。それをチェックオンにするだけで自分専用のビューを保存することができる」と大島氏は話す。
第2の推し機能は、ログインユーザー型セルのカスタマイズ機能。これまではゲストユーザーなど1つのIDを複数人で使う場合、誰か一人がパスワードを変更してしまうと、他のユーザーがログインできなくなるという問題があった。このような問題を解決するのが、ログインユーザー型セルのカスタマイズ機能である。
第3の推し機能は、PDFのプレビュー機能。「これまではブラウザのダウンロード機能によって、添付ファイルをダウンロードできるようになっていた。それでは不必要にファイルが複製されてしまい、データ管理上不適切とも言える。そこでForguncy 10ではブラウザではPDFのプレビューのみとした。各端末にファイルをダウンロードされることもない」(大島氏)
第4の推し機能は、CSV出力で引用符を指定列に設定できるという機能。これまでもCSV出力する際は、全カラムに対してダブルコーテーション(”)を設定するか否かという2択しかなかった。だが「Forguncy 10」では、引用符で囲むフィールドを個別に指定するというオプションが追加された。必要なカラムに対して引用符を設定することができるようになっている。
第5の推し機能は、多言語化と言語切り替えの機能。多言語化を有効にする設定が追加されており、例えば日本語と英語という多言語化する場合は、多言語化をチェックオンにし、リソースキーに対して、日本語と英語のテキストを設定することで実現する。「Forguncyがすでに持っている辞書だけではなく、お客さま自身でも辞書を作ることができる」(大島氏)
言語切り替えも簡単で、表示言語を切り替えるコマンドが追加されており、それを設定するだけ。
「今回は5つの機能を紹介したが、Forguncy 10にはそのほかにもたくさんの機能が搭載されている。これからもForguncyは安定したシステム運用、組織体制での開発の実現を目指し、進化していきたい」(大島氏)
このようにユーザーにとって非常に有意義な時間となった今回のForguncy meetup。DXや業務改善への足がかりとしてExcel業務で課題を抱えているのであれば、ぜひForguncyを検討してみてはどうか。
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