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ComponentZine(PlusPak)

カスタムバルーンチップを持った.NETアプリケーションを作る

PlusPak for Windows Forms 5.0JのGcBalloonTip1コンポーネントを使ったアプリケーションの作成

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GUIデザイン

 今回作成するGUIは、ButtonとTextBox、GcStylePlus、GcBalloonTip、GcContainerコンポーネントを使用します。GcStylePlus、GcBalloonTipコンポーネントは、ユーザーとの対話機能を持たないのでフォームの外に配置されます。

GUIの画面
GUIの画面

GcContainer、GcStylePlusコンポーネントの配置と設定

GcContainerコンポーネントの設定

 GcContainerコンポーネントはコンテナコントロールで、その上に標準コントロールを配置すると、キャプションと3D表示機能を追加することができます。各標準コントロールのタスクメニューに新しく「キャプションの文字」と「キャプションの設定」が追加されるので、ここでキャプション文字と、文字の効果を設定します。

 この設定は、個々の標準コントロールごとにできますが、GcContainerコンポーネントの「CaptionFormat」プロパティを使うと、配置したコントロールを一括して同じプロパティ値に設定できます。

 ここでは、TextBoxを3つ配置し、キャプションを設定して3Dのくぼんだ文字にしています。

「スタイルの編集...」をクリックしスタイルエディタで各状態でのプロパティを設定する
「スタイルの編集...」をクリックしスタイルエディタで各状態でのプロパティを設定する

 また、GcContainerコンポーネントの「GradientEffect」プロパティを使うと、GcContainerコンポーネントの背景色をグラデーションで塗りつぶすことができます。GcContainerコンポーネントのDockプロパティを「Fill」に設定すれば、フォームの背景色を簡単にグラデーションにできます。

GcStylePlusコンポーネントの設定

 GcStylePlusコントロールは、標準コントロールのプロパティを、次の状態でそれぞれ違った設定にすることができます。

  • フォーカスを持っている状態(ActiveStyle)
  • 無効な状態(DisableStyle)
  • マウス通過時(HoverStyle)
  • マウスが押された状態(PressedStyle)

 設定できるプロパティは、以下のとおりです。

ThemeStateStyle のプロパティ 説明
BackColor 背景色を設定します
BackgroundImage 背景イメージを設定します
BackgroundImageLayout 背景イメージのレイアウトを設定します
Cursor カーソルを設定します
Font フォントを設定します
ForeColor 文字色を設定します

 各プロパティを設定するには、プロパティウィンドウの下にある「スタイルの編集...」をクリックすると、「スタイルエディタ」が表示されるので、ここで設定します。操作対象のコントロールにチェックを付けると、一括して同じスタイルを設定できます。

 今回は、3つのTextBoxのアクティブな状態とマウスポインタが重なったときの状態で、TextBoxの背景色とマウスポインタを変えるように設定しました。

「スタイルの編集...」をクリックし、スタイルエディタで各状態でのプロパティを設定する
「スタイルの編集...」をクリックし、スタイルエディタで各状態でのプロパティを設定する

次のページ
GcBalloonTipコンポーネントの設定

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3415 2009/05/28 13:52

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