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Eclipse 3.4からはじめるIDE入門

Eclipse 3.4でのアプリケーション開発方法(swing/JSP/サーブレット) ~Eclipse 3.4入門~

第4回


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JSPの開発(4)プログラミング

 準備ができたので、プログラミングに入りましょう。今回はJavaの乱数発生メソッドを用いて、『毎回違う数値を表示する画面のHTMLを生成するJSP』を作成します。

プロジェクトの作成

 まず、プロジェクトを作成します。Tomcat Launcherプラグインを導入すると、Tomcatプロジェクトを作成できるようになります。

 メニューから[新規(W)]-[その他(o)]を実行するか、パッケージ・エクスプローラーの上で右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]をクリックして「ウィザードの選択」ウィンドウを開きます。

図26:パッケージ・エクスプローラーの上で右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]
図26:パッケージ・エクスプローラーの上で右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]

 「ウィザードの選択」ウィンドウでは[Java]-[Tomcatプロジェクト]を選択し、[次へ]をクリックします。

図27:[Java]-[Tomcatプロジェクト]を選択し、[次へ]をクリック
図27:[Java]-[Tomcatプロジェクト]を選択し、[次へ]をクリック

 新規Tomcatプロジェクト設定のウィンドウが表示されるので、プロジェクト名を入力して「終了」をクリックします。今回は「helloweb」とします。

図28:プロジェクト名を入力して「終了」をクリック
図28:プロジェクト名を入力して「終了」をクリック

 パッケージ・エクスプローラにhellowebプロジェクトが追加されるので、開いてみましょう。Javaプロジェクトの場合とは異なり、参照ライブラリ、「WEB-INF/src」と「work」の2つのソースフォルダ、「bin」「src」「WEB-INF」の3つのフォルダが作成されています。

JSPファイルの作成

 では、JSPファイルを作成しましょう。プロジェクト名「helloweb」を右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]をクリックして「ウィザードの選択」ウィンドウを開きます。

図29:Tomcatプロジェクトを右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]
図29:Tomcatプロジェクトを右クリックして[新規(W)]-[その他(o)]

 「ウィザードの選択」ウィンドウでは[Amateras]-[JSPファイル]を選択し、「次へ」をクリックします。

図30:[Amateras]-[JSPファイル]を選択し、「次へ」をクリック
図30:[Amateras]-[JSPファイル]を選択し、「次へ」をクリック

 新規JSPファイル作成のウィンドウが表示されるので、ファイル名を入力して「終了」をクリックします。今回は「hellojsp.jsp」とします。

図31:ファイル名を入力して「終了」をクリック
図31:ファイル名を入力して「終了」をクリック

 JSPファイルが自動生成されてJSPエディターに表示されます。

図32:自動生成されたJSPファイルとその内容(赤線)
図32:自動生成されたJSPファイルとその内容(赤線)

メソッドの記述

 では、『乱数発生メソッドを用いて、毎回違う数値を表示する』処理を書き足しましょう。

 7行目の「<BODY>」の末尾で改行して1行空け、「<」を入力するとガイド機能が働きJSPで用いられることの多い構文が表示されます。今回は値をHTMLに出力する構文である「<%= %>」を選びます。

図33:「<」を入力するとガイド機能が働くので「<%= %>」を選択
図33:「<」を入力するとガイド機能が働くので「<%= %>」を選択

 すると「<%= %>」が挿入されるので、その間に乱数を返すメソッドである「Math.random()」を記述し「<%= Math.random() %>」とて保存します。これだけで完成です。

図34:挿入された「<%= %>」に書き足して「<%= Math.random() %>」とする
図34:挿入された「<%= %>」に書き足して「<%= Math.random() %>」とする

JSPの開発(5)実行

 JSPの実行はWebサーバ宛に送ったHTTPリクエストにより行われます。ブラウザを起動して、このJSPファイルに対応するURLを指定すれば実行されますが、今回はEclipseの「内部Webブラウザ機能」を利用しましょう。

 メニューの[ウィンドウ(W)]-[ビューの表示(V)]-[その他(O)]を実行しビュー選択ウィンドウを表示します。

図35:[ウィンドウ(W)]-[ビューの表示(V)]-[その他(O)]を実行
図35:[ウィンドウ(W)]-[ビューの表示(V)]-[その他(O)]を実行

 表示するビューを選択するウィンドウが表示されるので[一般]-[内部Webブラウザ]を選び[OK]をクリックします。

図36:[内部Webブラウザ]を選び[OK]をクリック
図36:[内部Webブラウザ]を選び[OK]をクリック

 「内部Webブラウザ」ビューが表示されるので、アドレス欄に「http://localhost:8080/helloweb/hellojsp.jsp」を入力し、[選択したURLへジャンプ]ボタンをクリックするとJSPが動作し、乱数の数値が表示されます。[選択したURLへジャンプ]をクリックする都度、違う数値が表示されることを確認して開発完了です。

図37:アドレス欄にURLを入力し、[選択したURLへジャンプ]ボタンをクリック。乱数の数値が表示される
図37:アドレス欄にURLを入力し、[選択したURLへジャンプ]ボタンをクリック。乱数の数値が表示される

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サーブレットの開発(1)プログラミング

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平野正喜@ランドッグ・オーグ(ヒラノマサキ)

フリーのIT系執筆者&講使(※)の「ランドッグのマウ」こと平野正喜(HIRANO Masaki)です。【略歴】 1962年札幌市生まれ。今で言うIT企業のシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、システムコンサルタント、採用担当などを経て独立し、2002年11月にランドッグ・オーグ平野正喜事務所(h...

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