OSDEのインストールと環境設定
それでは、OSDEをインストールして、快適なOpenSocialアプリケーション開発をスタートしましょう。OSDEのインストールには、以下の環境が必要です。
- Java SE Development Kit バージョン5.0以降
- Eclipse バージョン3.4.1以降
今回は、Eclipseの日本語化を行っているMergeDoc Projectの、Pleiades All in Oneより、Eclipse 3.5 Galileo Pleiades All in OneのJava版をベースに説明します。日本語化されていないEclipseをお使いの場合は、メニュー項目などを適宜読み替えてください。
OSDEのインストール
まずは、OSDEのプラグイン配信サイトをEclipseに登録します。
Eclipseを起動した状態で、メニューの[ヘルプ]-[新規ソフトウェアのインストール]を選択し、[インストール]ダイアログを表示させます。上部の[追加]ボタンで[サイトの追加]ダイアログを表示させ、次のように入力して[OK]ボタンをクリックします。
項目名 | 値 |
名前 | OSDE |
ロケーション | http://opensocial-development-environment.googlecode.com/svn/update-site/site.xml |
[インストール]ダイアログに戻ると、配信サイトの情報を読み込んだ後、インストール可能なプラグインが表示されます。ここでは[OpenSocial]-[OpenSocial Development Environment Feature]を選択してインストールします。
何回か確認画面が表示されますが、適宜[次へ]ボタンや[完了]ボタンを押してインストールを進めてください。
OSDEの環境設定
インストール完了後、Eclipseのメニューの[ウィンドウ]-[設定]で[設定]ダイアログを表示させ、左ペインの[OSDE]を選択します。
このダイアログでは、Apache Shindigが内部的に使用するWebサーバのJettyと、ソーシャルデータの格納に使用するデータベースの設定などを行うことができます。
ダイアログ上部の[一般]-[Work Directory]項目に、任意の作業用ディレクトリを指定してください。このディレクトリ以下にJettyで使用する公開ディレクトリや、Apache Shindig内蔵のH2データベースのデータファイルなどが配置されます。なお、作業用ディレクトリのパスに日本語や空白文字が含まれるとトラブルが発生することがありますのでご注意ください。
標準ではソーシャルデータの格納にはApache Shindig内蔵のH2データベースが使用されますが、このダイアログ上で設定することで、MySQLやOracle上にソーシャルデータを保存することもできます。
以上の手順を行った後、Eclipseを再起動すれば、OSDEのインストールは完了です。