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今からでも遅くない これから始めるScala

今からでも遅くない これから始めるScala(前編)

Scalaってどんな言語?


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Scalaの基本文法

 REPLを利用して、簡単にScalaの基本文法を解説します。

変数の宣言

 Scalaでは、変数の宣言にはvalまたはvarを利用します。val 変数名:型 = 値という形で宣言します。valは、変更不可能な言わばfinalな変数であり、一度値を代入した後は再度代入を行うことはできません。varは、通常の変数と同様に何度でも代入を行うことができます。

[リスト1]val/varによる変数の宣言
scala> val i = 1
i: Int = 1

scala> i = 2
<console>:6: error: reassignment to val
       i = 2
         ^

scala> var n = 1
n: Int = 1

scala> n = 2
n: Int = 2

 valは、再度代入しようとした場合にエラーになっていることが分かると思います。

ifによる条件分岐

 C言語やJavaなどのプログラミング言語と同様に、Scalaでもifを利用した条件分岐を行うことができます。しかし、Scalaでのif文は値を持ち、評価された結果を変数などに代入することができます。いわば三項演算子としての機能も併せ持っています。

[リスト2]ifによる条件分岐
scala> var r = if( n % 2 == 0 ) true else false
r: Boolean = true

 このように、ifを評価した結果を変数に代入できます。

for式による繰り返し

 Scalaで繰り返しを記述する方法は、whileを利用する方法と、for式を利用する方法があります。for式は、Javaの拡張for文に似ています。

[リスト2]ifによる条件分岐
scala> for( n <- (0 to 3) ){ print( n + ",") }
0,1,2,3,

 単純に0から3まで出力する処理です。Scalaのfor式は、次のような書式で記述します。

[リスト3]forによる繰り返し
 for( 一時変数 <- リストや配列 ){ 繰り返し処理 }

 ここでは詳しくは述べませんが、for式の中で条件を指定したり、Listを生成したりすることが可能です。

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関数の宣言

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 尾崎 智仁(オザキ トモヒト)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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