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これからはスマートフォン開発もFlash Builder4.5で!
~ Twitter API連動のiPhoneアプリを3分で構築 ~

インストールからアプリ構築、ipaファイルの書き出しまで一気に紹介

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2011/06/23 14:00

ダウンロード サンプルソース (1.8 MB)

 Adobeから、Flash Builderのマイナーアップデート版である「Flash Builder 4.5」が発売されました。Flash Builder 4.5では「スマートフォン向けの書き出し機能」が大幅に強化されるなど、マイナーアップデートに留まらない機能強化が存在しています。Flash Builder 4.5のダウンロードからインストール、そしてTwitter APIと連動したiPhoneアプリをほぼドラッグ&ドロップのみで構築できるサンプルを交えつつ、使い方を紹介していきます。

目次

はじめに

 Adobe Flash(以下、Flash)の制作ツールは、今やさまざまな製品群から構成されています。古くからWebサイトのモーショングラフィックスを牽引してきたFlash Professionalをはじめ、ユーザーインターフェースの構築に特化したFlash Catalyst、そしてプログラマ向けの統合開発環境「Flash Builder」があります。

 Flash Professionalに比べて、Flash Builderはプログラマ向けの機能が多く搭載されている点と、コンポーネントと呼ばれる部品を組み合わせることで簡単にUI(ユーザーインターフェース)部品を作ることができる点が魅力となっています。

Flash Builder 4.5とは?

 Adobe Flash Builder 4.5(以下、Flash Builder 4.5)は、もとはAdobe Flex Builder 3と呼ばれていたソフトです。バージョン4から名称が変わり、Adobe Flash Builder 4となりました。バージョン4.5ではマイナーバージョンアップながら、新しい魅力的な機能がいくつも搭載されています。

 Flash Builderは、Flexフレームワークを使ったアプリケーションの構築を行いやすくするための開発環境で、これにより複雑なFlashアプリケーションを簡単に構築できるようになりました。Flexフレームワークというのは、Adobe Flex(以下、Flex)のことで、オープンソースで提供されています。Flexでは「ActionScript」というプログラミング言語や「MXML」というXMLファイルを使って、Flash(swfファイル)を作成できます。Flash Builderは、AIRアプリケーションの構築もサポートしており、デスクトップアプリケーションの開発も可能になっています。

 Flash Builder 4.5では、スマートフォン向けのアプリケーション作成機能やPHPのサポート(一部エディションのみ)が加わり、より一層マルチデバイス、マルチレイヤーな開発が可能になりました。

Flash Builderの画面
Flash Builderの画面

Flash Builder 4.5の新機能

 Flash Builder 4では、Adobe Flash Catalystとの連携、コーディング支援機能の強化、データ中心型アプリケーション開発のサポートといった新機能がありました(前記事『これさえ読めば分かる! Flash Builder 4インストールから使い方まで徹底解説』参照)。Flash Builder 4.5でも、前回のバージョンアップに匹敵する機能強化があります。

スマートフォン向けアプリ開発

 Flash Builderではこれまで、Webブラウザ向けの「Flash」、デスクトップアプリケーション向けの「AIR」というアウトプットが存在していましたが、スマートフォン向けの書き出しもラインナップに加わりました。スマートフォン向けといっても、スマートフォンのブラウザ上で動くFlash Player上で再生されるコンテンツではなく、AndroidBlackBerry Tablet OSApple iOSという3デバイス向けのアプリケーション書き出し機能がついています。これにより、従来の技術を使ってスマートフォン用のアプリケーションを作成できます。

モバイルアプリケーションのプレビュー

 Flash Builder 4.5で加わったスマートフォン向け書き出し機能は、アプリという性質から他の開発環境などではSDKをインストールし、エミュレーターを起動させることでしか確認の手段がありませんでした。

 Flash Builder 4.5では、開発環境内にプレビュー機能がついたため、簡単な確認であれば制作と並行しつつ行うことができます。これにより、トライアンドエラーを繰り返しやすくなると考えられます。もちろん、エミュレーターでの確認なども可能です。

Adobe Flash Builder 4.5 for PHP

 Flash Builder 4.5での大きなトピックの1つに、「Adobe Flash Builder 4.5 for PHP」というパッケージの存在が挙げられます。Adobe Flash Builder 4.5 for PHPというのは、Zend Studio 8というPHPの開発環境をFlash Builderに統合した製品で、これ1つあればFlexとPHPの開発両方が行えます。1つのパッケージで開発が行えるメリットというのは大きく、PHP、Flashそれぞれの開発を同一のインターフェースで行えるというだけでなく、PHPとFlexの連携が必要なアプリケーションの開発をスムーズに行えるというメリットがあります(今回の記事では、PHPとの連携は行わないため、Flash Builder 4.5 Premiumをインストールします)。

 では次ページから、Flash Builder 4.5を使って、Twitter API連動のiPhoneアプリをドラッグ&ドロップのみで実装してみたいと思います。

今回作成するサンプルアプリ
今回作成するサンプルアプリ

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著者プロフィール

  • 原一浩(はらかずひろ)

    Greative(グレーティブ)代表/Design Wedge編集長/ワイヤーフレームコミュニケーション研究会主催。1998年にWebデザイナーとして独立。同年、ウェブデザイン専門のメールメディアDesignWedgeの発行を開始。Webデザインやシステム開発業務の傍ら、海外のWebデザインに関する...

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