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ゲームエンジン「ngCore」最速チュートリアル(AD)

サーバーサイドのロジックもJavaScriptで!
~ngCoreを使ってMobageのソーシャル機能を実装

ゲームエンジン「ngCore」最速チュートリアル 第4回

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 ngCoreでのクライアント側の開発がある程度進んできたら、次にMobageのSandbox環境に接続してソーシャル機能を組み込んでいきます。ngCoreにはMobageのソーシャルグラフに直接接続するソーシャルAPIが提供されているため、実装がとても簡単です。今回はSDKに含まれるJavaScriptのAPIを使う方法とRESTful APIを使う方法をそれぞれ紹介していきます。

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提供されているソーシャル機能

 スマートフォンアプリ版のMobageで提供されているAPIはCommon APIとLocal APIの2つに大きく分かれています。日本だけでなく中国やグローバルのMobageプラットフォーム上で使える共通のAPIを総称してCommon APIと呼んでいます。

 一方のLocal APIは、それぞれの国のソーシャルプラットフォームに特化した機能が提供され、プラットフォーム間で互換性が維持されないAPIです。つまり、X-border(注1)でアプリケーションを展開するにはCommon APIを中心に開発しておいたほうがよいことになります。

注1

 DeNAの掲げる戦略の一つで、同一の仕様のプラットフォームを世界に展開し、国を越えてMobage上でデベロッパーが開発したゲームを利用できるようにすることを目指したもの。

 以下に、提供されているAPIのモジュールと機能概要を列挙します。

Common API
  • Social.Common.People

     ユーザー、友達の情報を取得するAPI

  • Social.Common.Appdata

     Key/Valueの永続化データのCRUDを行うAPI

  • Social.Common.Blacklist

     ユーザー間のブラックリストをチェックするAPI

  • Social.Common.Profanity

     NGワードをチェックするAPI

  • Social.Common.Service

     Mobageのコミュニティ機能を持つUIを呼び出すAPI

  • Bank.Debit

     モバコインによるアイテム課金を行うAPI

  • Bank.Inventory

     Mobageプラットフォームに登録した課金アイテムの情報を取得するAPI

日本のLocal API
  • Social.JP.Avatar

     アバターの詳細画像を取得するAPI

  • Social.JP.Service

     日記投稿、ミニメール送信、特商法(注2)の表記などをUIに表示するAPI

注2

 「特定商取引に関する法律」の略称。

 上記以外にも、現在Mobage GlobalのLocal APIとして提供されているLeaderboard API、GameGraph APIやPush Notificationに加え、Activity APIなどのフィーチャーが今後Common APIとして続々と追加されていく予定です。

 また、これらのAPIはngCoreのクライアントアプリケーションから直接呼び出し可能なJavaScriptのAPIとして提供されていますが、UIを含まない部分のCommon APIに関しては、同等の機能がRESTful APIとしても提供されており、ゲーム用の対向サーバー(以下、Game Server)からも利用することが可能です。

次のページ
Sandbox環境への接続設定

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この記事の著者

水島 壮太(株式会社ディー・エヌ・エー)(ミズシマ ソウタ(カブシキガイシャディー・エヌ・エー))

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/6326 2012/04/11 14:00

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