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懐かしい? いいえ、SAP Crystal Reportsは今も今後も「現役」です――SAPジャパンに聞く「SAP Crystal Reports」の現在

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「SAP Crystal Reports」を活用するためのリソースは?

 SAPでは、SAP Crystal Reports活用のためのさまざまなリソースを用意している。例えば、日本SAPユーザー会(JSUG)では、主にSAPソリューションの一部としての「SAP Crystal Reports」について、ユーザーの意見や要望を聞く取り組みを定期的に行っているという。また保守契約のないお客様に対してのバグ対応や改善要求についても「SAP Crystal Single Case」と呼ばれる個別プログラムで、対応が行えるケースがあるという。

 さらにJSUGへの参加は難しいという開発者向けにも複数の窓口が用意されている。1つは書籍による情報収集だ。2011年には『SAP Crystal Reports 2011レポート開発入門ガイド』(SAPジャパン著、翔泳社刊)が発売された。この書籍では、極めて初歩にあたるツールのインストールから、SAP Crystal Reportsを使った具体的な企業データの活用シーンまでを順を追って知ることができる。これから、SAP Crystal Reportsを使った開発を始めるという人に、最初にお勧めしたい1冊だ。

『SAP Crystal Reports 2011レポート開発入門ガイド』
『SAP Crystal Reports 2011レポート開発入門ガイド』

 また、SAPジャパンのブログでは、今回話を聞かせてくれた篠原氏によって、SAP Crystal Reportsに関するエントリがアップされている。

 そのほかにも、Twitterでは「@CR_Fun_JP」というアカウントで、Facebookでは「SAP Crystal Reports JP」というFacebookページ上で、公式ページではないが日本語での最新情報が提供されている。

 さらに、開発や機能について、より詳細な情報を得たい場合には「SAP Community Network」のSAP Crystal Reportsに関するディスカッションに参加することもできる。こちらはワールドワイドに開放されているコミュニティのため、コミュニケーションは英語が主体になるが、SAP Crystal Reportsの開発担当者やエバンジェリストも多く参加しているため、技術的により深い議論が行えたり、具体的な問題の解決策が見つかるケースもあるという。世界的にSAP Crystal Reportsのユーザー数は多いため、議論も活発に行われている。

 「特に海外がからむ案件などでは、利用する帳票ツールとしてSAP Crystal Reports以外の選択肢がないというケースもあるでしょう。一部にはSAP Crystal Reportsがなくなるのではといった臆測もあるようですが、SAPではBIソリューションの一部として、引き続きSAP Crystal Reportsの開発、サポートは継続される予定です。近年でも新しいOSやデータベース、新しい開発ニーズにも対応が続いております。英語で発信される情報が多いため、私自身もできる限り日本のユーザーのみなさんに向けた情報発信を行い、より多くの方にSAP Crystal Reportsを引き続き愛用していただきたいと思っています」(篠原氏)

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この記事の著者

柴田 克己(シバタ カツミ)

フリーのライター・編集者。1995年に「PC WEEK日本版」の編集記者としてIT業界入り。以後、インターネット情報誌、ゲーム誌、ビジネス誌、ZDNet Japan、CNET Japanといったウェブメディアなどの製作に携わり、現在に至る。現在、プログラミングは趣味レベルでたしなむ。最近書いているの...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8358 2015/01/05 14:00

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