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DelphiアプリケーションをWindows 10対応したついでにiOSとAndroidにも対応してみた

最新のマルチデバイス開発環境で、Windows 10とモバイルデバイスの双方に対応したアプリケーションを構築

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マルチデバイス向けのマスターフォームを作る

VCL → FireMonkey自動変換ツールもある

 さて、もともとVCLで作っていたアプリケーションを、FireMonkeyを使ったマルチデバイス対応にする際に、手作業ではなく簡単に自動変換してくれるツールがあります。Midaと呼ばれるツールなのですが、製品を買うとベーシック版がダウンロードできるようです。有料のフル機能版を使うとかなりの変換をやってくれるそうです。

 今回は、UI要素もそれほどないのと、Windows 10対応機能をFireMonkeyだとどうやって作るのかを見てみたいので、Midaを使わずにやってみます。

マルチデバイスアプリケーションを作る

 [ファイル]-[新規作成]で、[マルチデバイスアプリケーション]を選択します。これで、マルチデバイスをターゲットとした空のアプリケーションが作成されます。

図11 マルチデバイスアプリケーション

 VCLアプリケーションとデータアクセス部分は共通なので、以前のアプリケーションから、コンポーネントをコピーして持ってきます。写真の情報を表示するコンポーネントを、同じように配置します。

図12 とりあえず配置したコンポーネント

データとの関係付けにはLiveBinding

 FireMonkeyアプリケーションでは、データベース対応のDBなんとかというコンポーネントはありません。どのコンポーネントも、LiveBindingでデータ表示が可能だからです。

 オブジェクトインスペクタの[ビジュアルにバインド]をクリックすると、Visual LiveBindingが表示されます。ここで、データとコントロールを矢印で結ぶだけで、データ表示の定義は完了です。

図13 Visual LiveBinding

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マルチデバイス向けのUI設計

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