ダウンロードと日本語化
Java実行環境(JRE)のインストール
まず、Eclipseの実行に必要なJava実行環境(JRE)をダウンロードします。JREの最新バージョンは「Java 6」ですが、Eclipseは「Java 5 JRE」を推奨しています。以前のバージョンのEclipseではJREを含むJDK(Java SDK)が推奨されていましたが、現在はJREのみで構いません。Webブラウザから「Java SE Downloads - Previous Release - Java SE 5.0」にアクセスしてください。
ページ下部にある「Java Runtime Environment (JRE) 5.0 Update 16」の[ダウンロード]をクリックします。
「Java SE Runtime Environment 5.0uXX」のページが表示されます(XXにはアップデート番号が入り、執筆時点での番号は16です)。英語のページですが、操作は簡単です。「Platform(ここでは「OSの種類」のこと)」と、「Language(言語)」のプルダウン選択がありますが、Languageは「Multi-language」から変更できません。
Platformをプルダウンして利用するOSを選択します。ここでは「Windows」を選んだとします。それから、その下の「License Agreement」のチェックボックスにチェックを入れて同意し、[Continue]をクリックします。
「Download Java SE Runtime Environment 5.0uXX for Windows、 Multi-language」のページが表示されます。[jre-1_5_0_XX-windows-i586-p.exe]のリンクをクリックすると「このファイルを開くか、または保存しますか?」というウィンドウが開くので[保存(S)]をクリックし、適当なフォルダに保存します。
保存完了後、ダウンロードしたファイルを実行するとインストールが始まります。特に選択事項はありませんので、そのまま進めてインストールを完了します。
Eclipseパッケージのダウンロード
では、Eclipseパッケージをダウンロードします。ブラウザから「Eclipse Downloads」にアクセスします。残念ながら日本語化されていませんが、ダウンロード開始までの手順は簡単です。今回はEclipse 3.4.1(バージョン3.4 SR1)をベースとする「Ganymede Packages」から「Eclipse IDE for Java Developers (85 MB)」を選択します。
クリックすると、自動的にOSに合わせたパッケージが選択され「Eclipse Downloads - mirror selection」のページが開きます。Windowsの場合、アーカイブファイル名が「eclipse-java-ganymede-SR1-win32.zip」となります。ミラーサーバを候補から選択します。今回は「Japan Advanced Institute of Science and Technology (ftp)」を用いたとします。
クリックすると「このファイルを開くか、または保存しますか?」というウィンドウが開くので[保存(S)]をクリックします。
ここで、後の作業のトラブルを防止するために、できるだけパス名の短いフォルダに格納されるようにします(例:「c:\ecld」フォルダ)。あるいは、ダウンロードして展開する前に、パス名の短いフォルダを作ってそこに移してください。これはアーカイブファイルを展開するときに、非常に深い階層のフォルダが作られるからで、展開(解凍)時のフォルダのパス名が長いとトータルのパス名の長さがOSの制限値(Windowsでは260文字)を超えてしまう危険性があります。
なお、Windowsに標準装備されている「圧縮フォルダの展開ウィザード」は、Windows Vistaの場合「ソース パスが長すぎます」というエラーを表示して260字を超えるパス名になっていることを教えてくれますが、Windows Xpの場合は異常な動作になります。また、一部のフリーの展開(解凍)ソフトでは、パス名の長さオーバーで展開に失敗してもエラー表示を行わないものもありますので注意が必要です。
アーカイブファイルを展開(解凍)します。展開後の全容量は100Mバイト弱で、「eclipse」フォルダを最上位とする139個のフォルダと927個のファイルが得られます。
日本語化言語パックのダウンロード
次に「Eclipseパッケージと日本語化言語パック (サードパーティ版)」をダウンロードします。SourceForge.JP内NTTデータグループ・オープンソーススクエアにある「Eclipse Ganymede (3.4.1) 日本語化言語パック (サードパーティ版)」にアクセスしてください。
「Build: Rxxxxxxxxxxxx」から[NLpackja-eclipse-java-ganymede-SR1-blancofw.zip]を選択します(xxxxにはビルド番号が入ります。執筆時点のビルド番号は200809260600です)。
ブラウザの設定によっては、下図のようなセキュリティ保護のメッセージが表示されるので、メッセージをクリックして[ファイルのダウンロード(D)]を選択します。
「このファイルを開くか、または保存しますか?」というウィンドウが開きますので[保存(S)]をクリックします。保存先は、Eclipseパッケージと同じフォルダを指定します。
アーカイブファイルを展開(解凍)します。展開先はEclipseパッケージと同じ場所にし、上書きで展開します。日本語化の作業はこれで完了です。