はじめに
前回までの記事で、Eclipseの概略から入手手法、インストールの手順、インストールしたEclipseを「道具」として使いはじめる前の設定、Eclipseの利用方法を説明しました。今回はEclipseの大きな特徴の1つであるプラグインを取り上げ、その利用方法とインストールしておくと便利な汎用的プラグインを紹介します。
今までの記事
プラグイン、フィーチャーとは
「プラグイン」は、Eclipseに簡単に機能追加の手段を提供する仕組みで、機能を拡張するプログラムそのものを意味します。フリーのものと有償のものがあり、プログラムの開発を効率化したい、Webアプリケーションを開発したい、データベースアプリケーションを開発したい、UMLを利用したいなど、多くのニーズに対応するプラグインが開発され、配布・販売されています。
また、プラグインの開発ツールである「PDE(Plug-in Development Environment)」を用いて、利用者が必要とするプラグインを開発することもできます。PDEもまたプラグインとして配布されています。
複数のEclipseプラグインをまとめて配布・管理するための論理的な単位を「フィーチャー」と呼びます。1つのフィーチャーは1つまたは複数のプラグインで構成されており、一般的に代表となるプラグインの名前をフィーチャー名とします。なお、インストールはフィーチャー単位で行う場合と、プラグインごとに行う場合があります。