PhoneGapウィザードを使用してネイティブアプリに変換
アプリとエミュレータの用意ができたところで、ネイティブアプリへのコンバートを行います。
IDEのメニューから［ツール］-［Wizard for PhoneGap］を選択します。
PhoneGapウィザードが起動しますので、まずは対象のデバイスを選択します。今回は Androidネイティブアプリへの変換なので、ターゲットをAndroidとし、［次へ］ボタンをクリックします。
アプリケーション情報設定画面、Android上で実行する際のアイコンや、スプラッシュを設定する画面については、そのまま［次へ］ボタンをクリックして進みます。
次の画面では、コンバートしたファイルを保存するフォルダを指定します。ここでは、deployフォルダを新たに作成し、このフォルダを指定して［次へ］ボタンをクリックします。
また、コンパイルモードはDebugを選択します。なお、Releaseを選択するとAndroidアプリをAndroid端末へインストールするために必要なキーストア（apkファイルへの署名）を指定する画面が表示されます。
コンパイルモードをDebugとして、［次へ］ボタンをクリックするとコンバート（エクスポート）作業が行われます。
作業が完了すると［次へ］ボタンが有効になるので、これをクリックします。
作成したプロジェクトを、エミュレータまたは実機上で実行するための画面が表示されます。
今回はすでに起動されているエミュレータにプロジェクトを転送して実行を確認しますので、エミュレータを選び、右側のボックスに表示されたエミュレータmy_avd（デフォルトの名前でエミュレータを動かしている場合）を選択して［次へ］ボタンをクリックします。
コンパイルとエミュレータへの転送が行われます。
すでに起動させておいたエミュレータに切り替えると、転送されたプロジェクトが動作しています。
ボタンをクリックすると、お知らせの表示を確認できます。後は実機にインストールして動作させるだけです（キーストアによる署名が必要です）。
まとめ
前回は iOS（iPhone/iPad）を対象としたネイティブアプリの作成方法、今回はAndroidネイティブアプリの作成方法を紹介しました。
RadPHP XE2では、PhoneGapウィザードでの作成対象を変更するだけで、簡単に複数のデバイスを対象としたネイティブのモバイルアプリを作成することができます。
エンバカデロでは、スマートフォン開発にフォーカスしたWebページ、およびFacebookのデルスマページで、今後も新しい情報を紹介していきます。
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