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ComponentZine(ComponentOne)

ナビゲーションバーを持ったスライドショープログラムの作成

ComponentOne Studio Enterprise 2012JのC1NavBarコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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C1NavBarコントロールについて

 C1NavBarコントロールは、個々の操作や情報をカテゴリー別に整理し、ユーザーに提供する機能を持ったコンテナコントロールです。複数のパネルを持ち、パネル内には各コントロールを配置できます。また、各パネルにはボタン機能になっているヘッダーが付き、カテゴリー見出しとして使うことができます。複数のパネルの中では、常に1つのパネルだけ開いており、他のパネルは隠されています。隠されているパネルはヘッダーだけが表示されており、ヘッダー部にテキストとアイコンを表示できます。

パネルの構成
パネルの構成

 また、ComponentOne Studio Enterprise 2012Jの他のコンポーネントでもおなじみとなっている、組み込みのビジュアルスタイルがプリセットされているため、プロパティの値リストから選ぶだけでMicrosoft OfficeやWindows XPスタイルに仕上げることができます。さらに、設定したスタイルを細かく変更することもできます。

設定可能なプリセットビジュアルスタイル
設定可能なプリセットビジュアルスタイル

C1NavBarコントロールの特徴

 C1NavBarコントロールには、以下のような特長があります。

Microsoft Outlookスタイルのユーザーインターフェイス

 Microsoft Outlookスタイルのコンテンツグループおよび、ナビゲーションメニューを表示する機能を持っています。このルックアンドフィールを取り入れているため、開発者はコンテンツを組み立てやすく、ユーザーは素早くアプリケーションを操作できます。

組み込みのビジュアルスタイル

 Office 2003/2007/2010スタイルを含む、14のプリセットビジュアルスタイルをプロパティで設定できます。

展開機能

 ナビゲーションメニューを展開・縮小する機能を持っています。展開方向は、左右上下の方向を指定できます。

ドラッグ&ドロップによるコントロールの配置

 設計時にパネル内にコントロールを配置する場合は、ツールボックスからコントロールをパネル内にドラッグ&ドロップするだけで実装できます。

実行時のコントロールのカスタマイズが可能

 プログラム実行時にボタンを表示するか隠すかを選べる機能や、表示の順番を変えるなどの機能があらかじめ組み込まれており、これらを操作するメニューも実装されています。

組み込みのメニュー
組み込みのメニュー
ボタン表示の調節が可能

 パネルの区切りにスプリッターバーを採用しているため、プログラム実行時にパネルのサイズを自由に調節できます。また、パネルを広げてボタンの表示数が少なくなった時は、自動的にアイコンで表示されます。

通常はパネルヘッダーが表示されているが、使う頻度の低いパネルはアイコンにできる
通常はパネルヘッダーが表示されているが、使う頻度の低いパネルはアイコンにできる
[閉じる]ボタン

 標準でパネルを[閉じる]ボタンを装備しています。ユーザーは、ナビパネルが不要になったときは、いつでも[閉じる]ボタンを使ってパネルを閉じることができます。

広範囲な設計時支援

 また、広範囲な設計時のデザイン時サポートが含まれています。コンテキスト感応型のフローティングツールバーは、マウスのシングルクリックでアクティブになり、その場でC1NavBarコントロールに変更を加えることができます。この支援機能により、C1NavBar全体にコードレスで手間がかからないカスタマイゼーションを提供します。

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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