Office 365 Pro Plusのインストール
続いて、Office 365 Pro Plusのインストールです。こちらはE3プランを契約するか、Office 365 Pro Plusサブスクリプションを購読していなければ不要な作業です。
管理者側の事前準備
管理者はユーザーとグループメニューから、ユーザーに対してE3プランのライセンスを付与しておく必要があります。
ユーザーの作業
ユーザーポータルからPCおよびMacを選択します。選択すると、図2-3のような画面が表示されます(著者の端末の解像度の関係上切れていますが、図2から下にスクロールすると図3の画面が表示されます)。
Office 2013をインストールする場合はインストールしたいバージョンを選択し、インストールボタンをクリックします。クリックするとSetup用のEXEがダウンロードされるので、実行するだけです。もしWindows VistaやXPなどの端末の場合、2013をインストールできないため"Office Professional Plus 2010をインストールする"というリンクからEXEをダウンロードしてインストールできます。
あとはウィザードに沿いインストールを進めるだけです。
途中でIDとパスワードを入力する箇所がありますが、そちらはOffice 365のサインインIDとパスワードを入力してください。
Lyncのクライアントもインストールされるため、すぐにLync Onlineが活用できるようになります。
Office 365 Pro Plusですが、Windows端末では現時点でインストールできる最新のOfficeを5台までインストールする権利があります。しかしメニュー名[PCおよびMac]とあるようにMac端末からOffice 365にアクセスした場合、2013年9月現在ではOffice 2011がインストールできます。Office 365 Pro Plusの5台の枠の中の1台として利用できるため、業務上Macを使用しているユーザーに対しても、Office 365はOfficeクライアント含めてしっかりと対応していると言えるでしょう。
メールボックスのエクスポート
オンプレミスで使用していたメールデータをエクスポートし、Exchange Onlineに移行させるために.pstファイルを生成します。
メールボックスのエクスポートは、Officeのバージョンにより異なります。
管理者側の事前準備
ここでは、管理者の作業はアナウンスのみです。
ユーザーの作業
Outlookの各バージョンからエクスポート作業を行います。
Office 2007の場合
[ファイル]-[インポートとエクスポート]を選択します(図4)。
インポート/エクスポートウィザードで[ファイルにエクスポート]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
選択すると、インポート/エクスポートウィザードダイアログが表示されます。