JS Boardでプログラミング(1)
さて、いろいろなボードを紹介しましたが、これらはどんなJavaScriptコードで動作するのでしょうか?
ここでは、Tesselを例に実際にコードを書いて動かしてみます。
Tesselの準備
まず最初にTesselに加速度センサモジュールを接続して加速度センサの値を取得してみます。
Tesselメインボードと別売りの加速度センサモジュールを使用します。Tesselメインボード、加速度センサモジュールは国内ではスイッチサイエンスで販売されています。
注
写真の筆者のメインボードはUSB端子付近に電源用端子を取り付ける改造をしていますが、通常のメインボードに電源用端子は付属していません。
Tesselの接続
Tesselメインボードと加速度センサモジュールを接続します。Tesselは電気配線の知識がなくても専用モジュールと簡単に接続することができます。
Tesselメインボードには専用モジュールと接続するためのAからDまでの4つのポートがあります。ここではAポート(左上)に加速度センサを接続します。表裏の向きに注意してください。
次にTesselを接続するPCにtesselのコマンドラインツールをインストールします。tesselのコマンドラインはNode.jsモジュールとして提供されています。
あらかじめNode.jsをインストールし、npmコマンドが使える状態にしておいてください。
コマンドラインを開いて以下のコマンドでTesselのコマンドラインツールをインストールします。
$ npm install -g tessel
インストールが完了したら、USBケーブルでTesselメインボードをPCに接続します。接続されるとTesselメインボードのPower LEDが緑色に点灯し、Tesselが起動します。
接続が完了したら、コマンドラインでTesselを確認してみましょう。以下のコマンドを実行します。
$ tessel list
TM-00-04-... といったようなメインボードのデバイスコードが表示されたら正常に接続されています。
もうひとつ、以下のコマンドも入力してみましょう。
$ tessel logs
正常に接続されていますね。
Tesselメインボードのファームウェアを更新するには以下のコマンドを入力します。ファームウェアを最新にしておきましょう。
$ tessel update